C++test2021.2の新機能・改善点

最新の開発ワークフローに対応!新たにCI/CDプラットフォーム(GitHub、GitLab、Azure DevOps)との統合を強化

C++test 2021.2のバージョンアップで、CI/CDプラットフォームとの統合が強化されました。また、セキュアコーディングガイドラインのサポート拡張や、環境面ではインストール方法が変更されました。
詳細につきましては、以下をご確認ください。

【C++test 2021.2の新機能・改善点】 【Parasoft DTP 2021.2 の新機能・改善点】

CI/CDプラットフォームと統合する機能

 
GitHub、GitLab、Azure DevOpsのツール上で、C++testの結果を確認できるSARIFやSASTの形式でレポートを生成する機能が追加されました。また、C++test実行とレポート生成のCustom Actions(for GitHub Workflows)やCustom tasks(for Azure Pipelines)も追加されました。これにより、開発者は既存のビルドを自動化しているGitHub WorkflowsやAzure PipelinesにC++test実行とレポート生成をコードとして追加するだけで、開発プロセスにテストの自動実行も統合できます。開発者は、ソースコード修正後すぐに自動でテストされた結果を受け取ることができるようになるため、テストツールの存在を意識することなく開発そのものとテスト結果の確認に集中することができます。

GitHubへの統合
  • 解析結果のレポートをSARIF形式で生成
  • 静的解析の違反をコードスキャニングアラートとして表示
  • C++test実行とレポート生成のCustom Actionsが追加
GitLabへの統合
  • 解析結果のレポートをSAST形式で生成
  • 静的解析の違反をSecurityタブかVulnerability Reportで確認
Azure DevOpsへの統合
  • 解析結果のレポートをSARIF形式で生成
  • 静的解析の違反をScansタブから確認
  • C++test実行とレポート生成のCustom Tasksが追加
GitHub上でC++testの違反を確認
図1. GitHub上でC++testの違反を確認

GitLab上で違反一覧を表示
図2. GitLab上で違反一覧を表示

Lattixと統合する機能

 
アーキテクチャ分析ツール「Lattix」に、C++testの結果を統合する機能が追加されました。C++testのテスト結果をLattixにインポートすることで、Lattix上で静的解析の違反件数やカバレッジのデータをヒートマップとして確認しながらソフトウェアの構造を分析できます。
※Lattix:ソフトウェアの構造を解析しさまざまな粒度で依存関係や構造の問題を確認できるアーキテクチャ分析ツール

インストール方法の変更

 
これまでC++testのインストールには、インストールウィザード(Windowsの場合)やインストールスクリプト(Linuxの場合)の実行が必要でしたが、今回のバージョンから、zipまたはtar.gzのパッケージを任意の場所に展開するだけでインストールできるようになりました。Dockerコンテナへのインテグレーションもコードで実装可能になり、C++testも含めてIaC(Infrastructure as Code)を実現できるようになります。

セキュアコーディングのサポート拡張

 
セキュアコーディングガイドラインのサポートが強化され、OWASP API Security Top 10-2019やOWASP Top 10 2021(プレビュー版)、DISA-ASD-STIGのルールセットが追加されました。

静的解析ルールの追加と新たなコンフィギュレーションの追加

 
106個の静的解析ルールが追加され、合計4335個のルールが搭載されるようになりました。
OWASP2019/2021などの新しいカテゴリのルール追加だけでなく、AUTOSAR・CERT/CERT CPP・HICPP・JSF・MISRA C 2004、MISRA C++2008、MISRA C 2012などの各種ガイドラインの精度向上のためのルールも追加やアップデートがされています。

サポート環境の追加

 
ARM Compiler 6.16、Clang C/C++ Compiler v 12.0 (x86_64)、GNU GCC 11.x (x86_64) (※Linuxのみ)、IAR Compiler for ARM v. 9.10x、Green Hills Software Compiler for ARM64 v. 2020.1.x、QNX GCC 8.x (x86_64)、QNX GCC 8.x (ARM64)、TI ARM C/C++ Compiler v20.2などのコンパイラが正式サポートに追加されました。また、Eclipse versions 2020-06 (4.16) - 2021-06 (4.20).、Texas Instruments Code Composer Studio 10.0.へのプラグインがサポートされました。

Parasoft DTP 2021.2 の新機能・改善点

TÜV SÜDによるツール認証を取得

 
C++testに続き、Parasoft DTPも第三者認証機関であるTÜV SÜD社よりIEC 61508、ISO 26262、IEC 62304の認証を取得しました。IEC 61508ではT2ツールに分類されツール認証を取得しています。

機械学習による解析結果の確認を支援する機能を強化

 
静的解析で検出された違反に対して修正するべきか予測を行うAIサポート機能が強化され、修正すべきかだけでなく、修正の担当者も予測できるようになりました。これにより、人による違反の仕分け作業がさらに軽減され、違反を確認・修正するプロセスを効率化することができます。

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