AUTOSAR C++14への対応

AUTOSAR C++準拠を効率化するための手法

自動車産業はこの10年間に劇的な変化を遂げています。 自動運転・V2X通信・継続的な無線アップデート・画像認識など、複雑化する 自動車ソフトウェアアーキテクチャの対処に向けて、開発する対象によってはC言語からC++言語への切り替えは避けて通れません。C++言語は、データをカプセル化するための よりよい仕組みを提供しており、大規模な分散システムの構築にも適しています。しかし、C++言語は複雑な言語であり、予測可能性、安全性、およびセキュリティ を保証するには多大な努力が必要です。C++言語用のコーディングガイドラインとしてMISRA C++:2008がありますが、 発行されてから時期が経過しており、最新のC++言語規格にも対応していません。 そこで、世界中の大多数の自動車メーカーが参加するAUTOSARコンソーシアムは、 2017年3月に、自動車向けのコーディング標準として 「AUTOSAR C++14コーディングガイドライン」をリリースしています。

AUTOSAR Adaptive Platform

AUTOSAR(AUTomotive Open System ARchitecture)は、車載ソフトウェアの再利用促進や開発効率化を目的に設立されたコンソーシアムです。
AUTOSARが策定した規格は、欧州を中心に新規開発では多くのケースで採用されましたが、近年の自動車産業の変化は、従来の開発には対応できていた枠組みにも変化を要求しました。近年の変化によって生まれた課題に対処するため、AUTOSARは2017年3月にAdaptive PlatformというAUTOSARの新版をリリースしました。
これに伴い、従来のAUTOSARが策定した規格はAUTOSAR Classic Platformと呼ばれています。しかし、Adaptive PlatformのリリースはClassic Platformを無効にするものではありません。旧来のハードウェア要件に制限があり、ハードリアルタイム性を最優先してきた電子制御ユニットでは、依然としてClassic Platformが適しています。Adaptive Platformは高度な運転支援システム、自動運転などの新たな機能を提供する自動車制御ユニットを開発するためのプラットフォームと位置付けられます。
Adaptive Platformが採用されるような開発においては、大規模な分散システムの構築に優れ、データをカプセル化するためのよりよいメカニズムを提供するC++言語への切り替えが広がってきています。

AUTOSAR C++14コーディングガイドラインについて

AUTOSARは既存のMISRA C++規格の拡張版として使用されることを前提にガイドラインを作成しており、MISRA C++:2008のアップデート版となるべきものです。実際、MISRAはAUTOSARのガイドラインと統合したMISRA主導のガイドラインをリリースすることを目指しています。MISRAとAUTOSARのガイドラインが統合されることにより、C++言語の車載ソフトウェア向けコーディング規格の決定版とも言うべき規格が策定される見込みになっています。
AUTOSAR C++14コーディングガイドラインは、車載ソフトウェア開発のプラットフォームであるAdaptive Platformの一部としてリリースされていることから基本的には車載ソフトウェア向けですが、車載ソフトウェア向けのコーディング規格であったMISRAが安全性が不可欠であるさまざまな産業で適用されているように、AUTOSAR C++14コーティングガイドラインもさまざまな分野で用いることができます。

AUTOSAR C++14準拠に向けて

AUTOSAR C++14などのコーディング標準へ準拠を目指すうえで、推奨される手法を どうやって実施すべきかという課題があります。また、準拠を証明するには、適用される要件と手法が実施済みであるという証拠を提出しなければなりません。 そこで、準拠を施行する現実的な方法として、静的解析ツール「C++test」などの 複数のテスト技術をサポートするツールを使用することをオススメします。

AUTOSARコンプライアンスパック

「C++test」のコンプライアンスパックは、AUTOSAR C++14、MISRAなどの業界固有の静的解析ルールに加えて、コーディングガイドラインに則った 遵守サマリーレポートや逸脱のレポートを提供しています。
AUTOSAR C++14準拠の現在の状態をリアルタイムで可視化するダッシュボードは、管理者にはAUTOSAR C++14準拠の状況を一目で容易に把握できるビューを提供し、開発者にはAUTOSAR C++14準拠の達成に向けた現在のステータスを提供します。各作業の優先順位を決めるのに役立つ情報をご提供いたします。
※コンプライアンス関連機能の使用には専用のライセンス(有償)が必要です。

AUTOSAR C++コンプライアンスパック

AUTOSARに対応するAUTOSAR C++ 14コーディングガイドラインの解説と、AUTOSAR C++準拠を効率化するための手法をまとめた資料を提供しております。 また、AUTOSAR C++ 14コーディングガイドライン、MISRAコーディングスタンダードをはじめ、さまざまなコーディングのガイドラインに対応した「C++test」の全ての機能を無料で試用できる体験版も提供中です。 この機会にぜひお試しください。

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