C/C++test 2024.2の新機能・改善点

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MISRAなど各種コーディング規約の精度向上、カバレッジ計測機能強化、ALMツール連携機能のサポート

このたびのバージョンアップでは、静的解析における各種コーディング規約に対する精度向上や、動的解析実行時のカバレッジ計測機能の強化、アプリケーションライフライクル管理(ALM)ツールとの連携機能のサポートなどが行われました。
最新版「C/C++test 2024.2」の各機能をお試しいただける無償体験版をご用意しています。>>体験版ダウンロードはこちら

詳細につきましては、以下をご確認ください。


【C++test 2024.2の新機能・改善点】 【Parasoft DTP 2024.2 の新機能・改善点】

MISRAなど各種コーディング規約の精度向上

 
MISRA(MISRA C:2023、MISRA C++:2023など)、AUTOSAR C++、CERT C、CERT C++、CWEなどのコーディング規約に対して、精度向上を目的として合計100以上のルールの更新が行われました。

さらに、CWE Top 25およびOn the Cupsで指摘される脆弱性を検出可能なルールセット(2023年度版)が追加されました。専用のテストコンフィギュレーションを使用して、Parasoft DTPでのコンプライアンスレポートの作成が可能です。
これにより、規格準拠の度合いや脆弱性の検出状況を詳細にレポートすることができ、開発プロセスの透明性と信頼性が向上します。

※1 コンプライアンス関連機能の使用には専用の有償オプションが必要です。
 

図1. Parasoft DTPにおけるCWE Top 25の準拠を確認するためのダッシュボード
 

修正案を提案するAI連携機能の追加(Visual Studio Codeプラグイン版限定)


静的解析で検出された違反に対し、AI(GitHub Copilot(※2))が修正方法を提案する機能が追加されました。
AI連携機能はVisual Studio Codeの拡張機能であるGitHub Copilot Chatを使用し、検出された違反に対して解説付きで修正方法を提案します。
 
図2. AI(GitHub Copilot)による違反の修正提案

※2 AI連携機能にはGitHub Copilotの利用契約は含まれておりません。利用者が個別に契約する必要があります。また、AIの利用に関しては必ずお客様の組織のポリシーをご確認ください。

静的解析の抑制機能の強化


抑制ファイルを任意のパスに配置し管理することができるようになりました。
また、抑制ファイル内でファイル名、ルールID、メッセージの指定などにワイルドカードを使用可能になりました。
 

図3. 抑制ファイル内でのワイルドカードの使用例

カバレッジ計測機能の強化

 
コンパイル時に判断可能な情報を用いて判断文/パスカバレッジを抑制する機能、抑制コメントで特定の関数のカバレッジを抑制する機能が追加されました。 コンパイル時に決定する値などの影響で実動作では考慮する必要のない判断文や特定の関数が存在すると判断できる場合、これらの機能で対象の判断文や関数のカバレッジの計測を抑制することができます。

図4. コンパイル時に判断可能な情報を用いて判断文/パスカバレッジを抑制

ALMツールとの連携機能のサポート

 
ソフトウェア開発プロセス全体の統合的な管理を行うソリューションであるALMツールとの連携機能がサポートされました。ALMツールは、開発成果物を相互にリンクすることでトレーサビリティを管理し、変更管理の効率化、品質向上、さらには問題解決の迅速化といったメリットをもたらします。トレーサビリティの確保は、要件からテストケース、さらにテスト結果に至るまでの関連性を明確にする上で重要です。

しかし、プロジェクトによっては数万から数百万件に及ぶテスト結果を手動で成果物に紐づけるのは非現実的です。 この課題を解決するために、C/C++testおよびParasoft DTPは、各種ALMツールと連携し、以下の3つの機能を提供します。
・要件、テストケースと単体テスト結果を自動で紐づけ(※3)
・静的解析や単体テスト結果を、バグやタスクといったチケットとして手動で登録
・DTPから要件に対するテスト実施状況をモニタリング(※3)
※3 一部のALMツール連携機能の使用には専用の有償オプションが必要です。

図5. 要件、テストケースと単体テスト結果の紐づけ

これらの機能は、開発プロジェクト全体の効率化を促進するとともに、品質の向上にも大きく寄与します。また、トレーサビリティの確保は、ISO 26262、IEC 62304、IEC 61508などの機能安全規格でも重要な要件とされています。これらの規格準拠においても、ALMツールとC/C++testおよびParasoft DTPの連携が効果的です。サポートされるALMツールにつきましては、お問い合わせください。

サポート環境の追加

 
プラグイン可能なIDEとして、Eclipse 4.21(2021-09)-4.33(2024-09)およびTexas Instruments Code Composer Studio 12が追加されました。
サポートコンパイラとして、GCC for Tricore 4.9.x(※4)、HighTec Clang C/C++ Compiler for aarch32/arm 8.1、IAR Compiler for ARM 9.40xおよび9.50x(※4)、Clang C/C++ Compiler for x86_64 17.0および18.0(※5)、Clang C/C++ Compiler for aarch64/arm64 17.0および18.0(※5)、GNU GCC for PowerPC 11.x(※5)、Green Hills Software Compiler for Tricore 2021.1.xが追加されました。

※4 Windowsのみ。 ※5 Linuxのみ。

Parasoft DTP 2024.2 の新機能・改善点

機械学習機能の無償サポート

 
機械学習機能が無償サポートとなりました。機械学習機能を用いて、修正すべき違反/修正不要な違反を識別し、担当者を割り当てることができます。


図6. 機械学習機能の実行例

サポート環境の追加

 
サポートされるデータベースとして、MySQL8.4、Oracle 23c、PostgreSQL 16が追加されました。

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