エンティティフィルターでは、プロジェクトを構成するエンティティ(ファイル、クラス、関数、変数、パッケージなどの要素)をユーザーが指定した種類で絞り込み、リストを表示します。さらに、絞り込まれたエンティティリストで文字列検索が行えます。たとえば、C/C++ の場合、グローバル変数の中から、“Test”という文字列を含むものを検索する、といった具合です。
ファイルや関数、変数の検索であれば、このエンティティフィルターでほとんどの作業を賄えます。

エンティティロケーターは、エンティティフィルターより細かな条件でエンティティをフィルターできます。

主なフィルター項目は以下のとおりです。

• エンティティ ： エンティティの名前
• 種類 ： エンティティの詳細な種類名
• 宣言元 ： エンティティの宣言元エンティティ
• ファイル ： エンティティの宣言元ファイル名

種類列では、エンティティフィルターでは指定できなかった、さらに詳細なエンティティ種類によるフィルターがおこなえます。
例えば変数の場合、エンティティフィルターでは、(グローバル変数)でのフィルターしかおこなえませんが、エンティティロケーターでは、(ローカル変数)などでのフィルターも可能です。

インスタント検索は、プロジェクト全体のソースコードから文字列を検索します。
Apache Luceneの構文に基づいた、ワイルドカード、論理演算子、あいまい検索などの検索オプションをサポートしており、柔軟に検索条件を設定できます。コメント内の文字列を検索する場合などは、このインスタント検索が最適です。

選択した要素が持つ依存関係の詳細(ファイル、クラス、関数や変数が何行目で、どのような依存関係を持っているのか)を確認できます。

プロジェクトのすべてのファイルまたはその他のファイルから文字列または正規表現に一致する箇所を検索できます。検索結果からソースコードに移動したり、検索結果を置換することも可能です。置換には、プレビュー機能が用意されているので、1箇所ずつ確認しながら進めることも可能です。

グラフィカルビューで表示される関数の呼び出し/呼び出し元、クラスの構成、制御フローなどのダイアグラムでも、検索が可能です。グラフィカルビューに表示されているエンティティ(ファイル、クラス、関数、変数、パッケージなどの要素)を検索できます。検索結果は、該当するすべてのソースコード行が表示され、検索対象のエンティティがハイライトされます。また、検索結果の中で、文字列を検索したり、ソースコードをエディターで開くことも可能です。