Lattix 2022.1.1の新機能・改善点
アーキテクチャのメトリクスやルール違反のヒートマップ表示機能を追加
アーキテクチャ分析結果のデータを色や濃淡で表現するヒートマップ表示機能が加わりました。ヒートマップでは、これまで、別個に表示されていた情報をメトリクスやルール違反を集約し、縦軸にモジュール/要素を、横軸にアーキテクチャルール違反や、システム安定性、重み付き影響度、Cyclomatic複雑度などのメトリクスを配置し、色の違いで重要度を表示します。本ヒートマップは、複合的な観点から、影響範囲の確認やテストの対象の優先順位を決めるのに役立ちます。
分析対象を拡張し、RubyやPython3、Enterprise Architect 16.0をサポート
国内外で需要の高いプログラミング言語RubyとPythonが分析対象に追加されました。UML/SysMLモデリングツールの解析においては、分析対象にEnterprise Architect 16.0への対応が拡張され、MagicDrawのXMIファイルのインポート機能の強化が施され、より詳細な解析が行えるようになりました。
<追加されたソースコード分析対象>
- Ruby
- Python3
- Python(Understand)
- C/C++(Parasoft)
- C/C++(Axivion)
<拡張されたUML/SysML分析対象>
- UML/SysML(Sparx Systems Enterprise Architect)モジュール
- UML/SysML(MagicDraw)モジュール
Lattix Webの機能拡張で、影響レポートの呼び出し元リンクとメトリクスチャートの種類を追加
影響(UsedBy)レポートの呼び出し元リンクを追加
影響(UsedBy)レポートで呼び出し元がある要素がリンクで表示されるようになりました。リンクをクリックするとその要素でフィルタリングが可能になります。
直接的に影響する要素だけでなく、間接的に影響する要素について、呼び出し元がある要素(UsedBy)のみをリンク表示し、その要素でフィルタリングできるため、簡単に呼び出し元を辿ることができます。
メトリクスチャートの変更に対する影響度が表示可能に
変更に対する影響の度合いを把握する指標として、Lattix 11で追加されたアーキテクチャメトリクスの「重み付き影響度」、「逆依存関係率」、「依存経路複雑度」、「多対多関係度」が、Lattix Webのメトリクスチャートでも表示できるようになりました。REST APIを用いて、ユーザーの追加/更新/削除の操作ができるようになりました。これにより、Lattix Webへ多数のユーザーの追加や更新、削除を一括で行えるようになりました。
その他、拡張・改善された機能
アーキテクチャルール機能の追加
アーキテクチャルール機能に、従来のCan-Use(使用可)、Cannot-Use(使用禁止)ルールに加えて、新たにMust-Use(使用強制)を設定できるようになりました。“Must-Use”ルールは、2つのサブシステムに依存関係があることを要求したい場合に有用です。
タグ機能の追加
複合タグを設定できるようになり、他のタグをOr/And条件で結合することが可能になりました。一度に、任意のタグに対して影響レポートの実行や複合タグでフィルタリングし、依存関係を確認することができます。
その他の分析モジュールの拡張機能
- C/C++(Clang)モジュール:C++17がサポートされました。
- Javaモジュール:Java 14、15がサポートされました。
旧バージョンの新機能・改善点
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