Jtestの利用シーン
Jtestを活用することで、Javaアプリケーションの品質を効率的に向上させることが可能です。ここでは、開発現場における課題からJtestの利用シーンをいくつかご紹介します。
- 既存ソースコード品質の見える化
- 外部委託開発における品質の確保
- 機能テスト・システムテストにおけるテストの抜け漏れ確認
既存ソースコード品質の見える化
開発担当者の交代や外部で開発されたソースコードなどが積み重なり、現状のソースコードの品質がどの程度のものなのかが分からなくなっている場合も多いのではないでしょうか?Jtestの静的フロー解析機能を活用することで、複雑化したソースコードの品質を見える化し、潜在するバグを検出することができます。
Jtestのフロー解析は複雑な設定の必要なく、すぐにお手元のソースコードを解析することができます。
外部委託開発における品質の確保
大規模なシステム構築になるほど、開発を外部の開発会社に委託したりオフショアで開発することも多くあります。そのような場合に課題となるのが、受け入れ時のソースコード品質です。代表的なものとして挙げられるのが、開発されたソースコードによって品質にバラツキがあり、結合テスト以降で手戻りが多く発生するケースです。
また委託元企業からは、どのような基準で品質を評価するべきか分からないといった声も多く聞かれます。
Jtestによる解析結果を受け入れ基準の指標の1つに定めることで、ソースコードの品質を一定に保ち、受け入れ後の手戻りを防ぐことができます。
機能テスト・システムテストでテストの抜け漏れを確認する
しっかりとテストを実施したにもかかわらず、リリース直後に顧客からバグの発見報告を受け、その対応に追われた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか? それは、抜け漏れのない十分なテストが行なわれていなかった可能性があります。 このような事態を防ぐための理想的な方法は単体テストの実施です。しかし、スケジュールや開発工数の制限から十分な単体テストが実施できず、機能・システムテストといった後工程でバグを検出し、品質を確認することが多いのも現状です。テストの抜け漏れを見える化
Jtestは機能・システムテストと同時にカバレッジを取得する機能を搭載しています。カバレッジの取得により、テストが実施されていないソースコードが明確になり、闇雲にテストケースを追加することなく効率的なテストを実施することができます。
■簡単な設定で抜け漏れを確認
Jtestを使ってアプリケーション実行時にカバレッジを取得するには、これまでの機能テスト環境において、いくつかの環境変数・オプションを加えてアプリケーションを起動するだけです。
単体テストケースの開発のようにソースコードレベルでの作業は不要であるため、苦労することなく環境を構築することができます。Jtestは、起動したアプリケーションの動作をモニタリングし、カバレッジを自動で取得します。準備が整ったら従来通り機能テストを実行するだけです。
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