サポートセンターの業務フローに沿った機能群
FastHelpは既存システムの機能を全て網羅していた。加えて、既存システムには無い、コンタクトセンター運営において有益な機能が標準機能として提供されている点が高く評価された。
- 電話・メール等複数チャネルで問い合わせ履歴の一元管理機能
- FAQやテンプレートなどの回答支援機能
- 定型帳票出力機能
- ニュース機能
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業務の効率という観点から、特に有効な機能としては、定型帳票出力機能やニュース機能が挙げられる。定型帳票出力機能は、あらかじめセットしておいたエクセル等の定型帳票を、履歴入力画面のボタンを押すことで、任意の履歴項目が挿入された状態で呼び出す機能である。定型帳票出力機能を利用することにより、エスカレーション先への作業依頼を迅速に対応できるようになった。また、ニュース機能を利用することにより、センター内のメンバーへの周知事項を手軽に配信し、ニュースの閲覧状況(未読/既読)確認をすることができるようになった。同センターは3交代制を敷いており、全員顔を揃えてのミーティングができないため、このニュース機能は掲示板的な役割として非常に有用な機能であった。
「非常に使い勝手の良い製品だと思います。我々が漠然と『こうならないか』という意見を出せば、営業担当の方から色々な提案を出してもらいました。また、多機能かつ大変柔軟性の高い製品ですので、導入に際しカスタマイズ(機能拡張)をお願いすることもありませんでした」(システムサポートセンター・センター長の藤平孝行氏)。
もともと
FastHelpはコンタクトセンターやお客様相談室向けのCRM(履歴管理)システムであり、オペレータが直観的に操作できるようデザインされている。迅速な対応を求められるシステムサポートセンターにおいては、
FastHelpのユーザビリティの高いシステムがフィットした。また、費用的な面で言うと、
FastHelp製品の同時利用ユーザ単位のライセンス体系が、同センターのようにシフト制を取っているセンターでの導入に際してはコストメリットを発揮させる形となった。新CRMシステムへの移行は大きな混乱もなく、オペレータの操作面での問題も発生せず、短期間で実現することが出来た。
システム構成