社内設置型からクラウド化へシステムをリニューアル
クレステックのサポートグループでは従来、電話系システムを主とした簡易的なCRMツールを利用し、ユーザからの問合せ対応、履歴管理を行っていたが、リース期限を迎えたこともあり、新システムの見直し検討に入る。「システムのリプレイスにあたり、様々な課題事項が挙がりましたが、業務を行う上で、問合せ内容の記録と情報共有による時間・労力の低減及び品質向上を実現するために、特に2点、CRMシステム側に大きな改善を求めなければならない状況でした。」(ソリューション課 サポートグループ 担当者)
1つ目はナレッジの活用を軸に様々な角度から検索が行える事。問合せ内容の類型化、回答のテンプレート化が細かく設定でき、過去の問合せ履歴を含めて迅速に検索・対応を行う必要があった。また、問合せの内容が開発中のバージョンアップにより解決される予定の場合等では、完了に至るまで数カ月にわたって進捗管理を行うものもあり、進捗状況の確認が瞬時に判るツールが求められた。
2つ目の課題としては、システムのクラウド化である。サポートグループでは常時エンジニアを配置しているわけではなく、従来システムのハードウェア管理が負荷となっており、本業務に支障をきたしていた。またサポートグループとその関連部署は複数拠点にまたがる事が決定しており、更なる規模の拡大を踏まえた際に、コストを抑えつつ迅速かつフレキシブルにデータの一元化対応ができる形態を整えておかなければならない。
そこでクラウド型を念頭に製品検討・比較を行った結果、機能要件を満たし、かつ運用条件に最も適したテクマトリックス社のCRMシステム、FastCloudを採用した。
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