CRMシステム選定必須要件は「統合顧客データベースとの連係」
CRMシステムの主な選定要件は次の3点でした。
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統合顧客データベースとの連係ができること
お客様相談センターですべての問い合わせを一本化させるためには、「統合顧客データベース」との連係が必須でした。問い合わせがあった際、医院の施設情報だけでなく、納品履歴や問合せ履歴、修理の履歴などの情報も必要となります。
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信頼性と実績を兼ね備えている会社のシステムであること
前述の「統合顧客データベース」はFastHelp4選定当時まだ出来ておらず仕様策定段階でした。データベース構築は他ベンダーにお願いしていましたが、データベース構築と同時進行で、CRMシステムを導入、連係していく必要がありました。プロジェクトもとても大がかりなものになると予想できたので、業界内でも実績、会社規模とも十分な会社のシステムを導入したいと考えました。
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コミュニケーターに負荷をかけないシステムであること
コミュニケーターは、問い合わせが入ってから、電話応対しながらCRMシステムに情報を入力したり、顧客データベースを見たりと大変です。極力クリックを少なくして、コミュニケーターの負荷を減らして電話に集中できる環境が必要です。負荷が増えて、応対がおろそかになると最終的にお客様満足度の向上にはつながらないので、カスタマイズが柔軟でシンプルなオペレーションができるシステムを必要としていました。
システム選定においては6社から提案を受けましたが、上記の要件をすべて満たしていたのが、テクマトリックスのCRMシステム「
FastHelp4」でした。「統合顧客データベース」との連係が可能で、ワンクリックでの顧客情報の表示を実現しました。
また、きちんと顧客管理できるシステムがほとんどない中で、CRMの標準機能が豊富でカスタマイズも容易であり、拡張性への対応もできる「
FastHelp4」が最適でした。
また、「システム要件ではありませんでしたが、『VOCに取り組む姿勢』があるかどうかも、選定基準とさせていただきました。当社のお客様相談センターは、クレーム対応にとどまらずお客様のニーズをしっかりと聞き取り、そのニーズに対して適切に情報提供していけるようにしたいと考えていました。テクマトリックスさんおよび提案ベンダーは、当社が求めるVOCを理解し、パートナーとして取り組んでくれると期待しました。」(石川氏)