「(2)業務の省力化・効率化による 生産性の向上」への取り組み
次に共栄火災のカスタマーセンターでは、「他システムにある情報の2重入力」「オペレータが離席しなければならない作業が多い」「営業店や代理店への連携・情報伝達業務が多い」といった問題点を解決するため、FastHelpと他システムの情報連携の仕組みを導入。これにより、「他システムにある顧客情報の入力作業の省力化」「電話応対に集中できる仕組み」「連携・情報伝達のための作業の省力化」を実現し、さらなる生産性向上につながっている。
たとえば、「顧客情報の入力作業の省力化」に関して、FastHelp上に証券番号を入力し連携ボタンをクリックすると、各種サーバーと連携して顧客データが自動的に入力される仕組みを実現した。
また、「電話応対に集中できる仕組み」に関しては、FastHelp上の連携ボタンをクリックすると、あたかもFastHelp上で処理するかのように他システムへ連携。書類を作成するとPDFファイル形式でFastHelpに自動的に取り込まれる仕組みを構築した。
「連携・情報伝達作業の省力化」では、FastHelp上で対応履歴に入力した内容をそのままFAXやメールでスムーズに送信する仕組みを導入。データ作成が省力化され離席せずFAX送信が可能となったことで、FAXやメールによる営業店や代理店への連携作業の効率化が実現したという。(図1)
図1:FAX自動転送画面例