スタブやモックサーバーの自動生成

サービス仮想化ツール「Virtualize」は、ノーコードでスタブやモックサーバーを作成するツールです。これらの疑似環境を自動生成する機能を備え、APIを利用するアプリケーションのテストに必要な疑似環境の作成とメンテナンスにおける工数を削減し、開発の効率化を支援します。ここでは、APIの設計から疑似環境の作成をシームレスにする「IF定義ファイルからの自動生成」と回帰テストで必要な疑似環境を素早く構築する「記録したトラフィックからの自動生成」の2つの機能を紹介します。

開発・メンテナンス工数を大幅に削減

なぜスタブやモックサーバーの自動生成が大事なのか?従来からスタブやモックサーバー(疑似環境)を作るには、APIを利用するアプリケーションからの"Java"というリクエストに対して"Java Book"というレスポンスをさせるようにif文を記述し、適切にレスポンスさせるプログラムを書く必要がありました。しかし、開発の本質ではない疑似環境の開発には多くのリソースを割くことができず、実際にはリクエストとレスポンスの条件付けを記述することなく、決まった固定値をレスポンスさせる程度のものを疑似環境とし、簡単なテストケースしか実施できていなかったり、幅広いテストケースに対応可能な疑似環境を作るために多くのリソースを投入する必要がありました。さらに、折角、疑似環境を作り込んでも担当者が変わると「なぜこのif文の条件でこのレスポンスなのか?」といったようにメンテナンス時にドキュメントも無い複雑なプログラムを理解するところから始める必要があり、運用が困難になる課題がありました。こうした開発の本質ではない疑似環境の作成とメンテナンスを開発者のスキルに依存することなく、素早く、簡単に行うようにできることが開発における重要なポイントと言えます。

OpenAPI/SwaggerやWSDLなどのIF定義ファイルから自動生成

APIの設計から、設計に基づいた疑似環境をシームレスに作れる

サービス仮想化ツール「Virtualize」は、APIの電文項目などのパラメータを定義するインターフェース定義ファイル(OpenAPI/Swagger、RAML、WADL、WSDL、XML スキーマ)から高機能なスタブやモックサーバーを自動生成できます。REST API開発においては OpenAPI/Swaggerの作成が一般的ですが、このようなIF定義ファイルを生成する開発においては、APIの設計から、設計に基づいた疑似環境の生成までシームレスな運用が可能になります。

APIの設計から、設計に基づいた疑似環境をシームレスに作れる

自動生成したスタブやモックサーバーにテストデータを設定し、APIを利用するアプリケーションからのリクエストに対して適切なレスポンスデータで応答する疑似環境を素早く構築できます。

記録したトラフィックから自動生成

アプリケーションを操作するだけで「誰でも簡単に」疑似環境を作れる

サービス仮想化ツール「Virtualize」に搭載されたメッセージプロキシ機能で APIのトラフィックを記録し、高機能なスタブやモックサーバーを自動生成できます。APIを利用するアプリケーションの操作に関連するAPIのリクエスト/レスポンスを記録し、その内容から疑似環境を自動生成します。自動生成した環境は、システムのマイグレーション、ポーティング、バージョンアップ、機能修正、追加開発などで、動作が以前と変わらないことを検証する「現新比較」のテストシーンにおいて、改修前にトラフィックの記録から疑似環境を自動生成しておくことで、改修後の回帰テストを効率化できます。

アプリケーションを操作するだけで「誰でも簡単に」疑似環境を作れる

テストパターンが増える場合は、作成済みの疑似環境にデータを追加したり、GUIからリクエストとレスポンスの条件付けを直感的に設定するだけで簡単に拡張できます。

APIのテスト自動化とサービス仮想化を1ツールで SOAtest/Virtualizeに
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