TestRail Enterpriseの機能紹介
テストケース管理やテスト実施をより便利にサポートする機能
テストケースの承認
TestRail上でテストケースのレビュープロセスを完結できます。テストケースのステータスウィンドウで、ステータスの変更や担当者のアサインを行えます。TODOタブからテストケースのステータスや担当者を確認することも可能です。さらに、テストケースのレビューや修正時のコメントをテストケースの履歴として残すことができます。テストケースのステータス変更、担当者アサイン、コメントの追加
テストケースのバージョン管理
テストケースのバージョン管理を行えます。変更履歴が世代として履歴に記録されるので、最新のものと過去に作成されたものを比較したり、過去に作成したものを復元したりできます。たとえば、意図しない変更があったときに、他のユーザーが変更した箇所と比較したり、テストケースを戻したりすることが容易になります。テストケースの世代比較
テストデータのパラメーター化
テストデータをパラメーター化することによって、1つのテストシナリオを複数の異なる値で実行することが可能になります。仕様や仕向けが異なるテストケースについて、値をパラメーター化することで、似たようなテストケースを複製してメンテナンスする必要がなくなります。テストデータをパラメーター化
テストラン作成時に利用するパラメーターを指定
シングルサインオン(SSO)サポート
SAML 2.0、OAuth 2.0および OpenID Connectプロトコルを使用する任意のSSO IDプロバイダー(IDP)とTestRailを統合できます。SSOを利用することで、TestRailで個別のアカウントを管理する必要がなくなるため、合理的にユーザーの管理が行えます。シングルサインオン(SSO)でのログイン画面
管理者向け機能の拡張
プロジェクト単位の権限管理
プロジェクトごとに権限設定が行えるため、TestRail全体の管理者権限を与えるユーザーを増やす必要がなくなります。TestRailの管理者がすべてのプロジェクトの権限を管理するのではなく、プロジェクトごとに権限設定を他のユーザーに委任できます。そのため、詳細なアクセス制御ポリシーまたは多数のプロジェクトを持つ組織では、より柔軟かつ、より簡単に権限を管理できます。
プロジェクト単位の権限管理画面
メール通知のカスタマイズ
新しいユーザーへの招待、パスワードリセットなど、TestRailからの通知メールの内容をコントロールできます。件名を変更する、電子メールの内容を編集する、電子メールを非アクティブ化するといったカスタマイズが可能です。通知メールのテンプレート設定画面
監査ログの取得
TestRailで実施された操作の記録を取得することができます。プロジェクト作成、テストケースの変更、テスト結果の登録、などの操作ログが追跡可能になります。また、ログの表示とフィルタリング、ログレベルの指定、保持ポリシーの設定を簡単に行うことができます。監査ログ保存の設定画面