VxRailに付属するRecoverPoint for VMsについて

RecoverPoint for VMsとは?

RecoverPoint for VMs(RP4VM)はVMのディザスタリカバリ(DR)を目的とした製品です。VMをレプリケーションし、障害発生時にレプリケーションしたVMを元に即座に復旧することができます。

VM単位でレプリケーション(重複排除・圧縮)

VxRailはRP4VMのライセンスをバンドルしており、Gシリーズでは1アプライアンスあたり15VM、E, V, P, Sシリーズは1ノードあたり5VMまで無償で利用できます。

レプリケーションの方法

レプリケーションの方法はシンプルで、vSphere Web Clientで仮想マシンの右クリックメニューから[保護]を選択し、ウィザードに従ってレプリケーション先の情報を設定するのみです。

レプリケーションの方法

フェイルオーバーの動作

RP4VMによるフェイルオーバーの動作を弊社ラボで確認しました。以下、手順に沿ってご紹介します。
(1) vSphere Web Clientの[RecoverPoint for VMs]-[保護]より復旧したい仮想マシンを選択し、フェイルオーバーのボタンを選択します。

(2) フェイルオーバーウィザードで復旧するコピー名を選択します。

(3) 復旧するイメージ(復旧時点)を選択します。

(4) 復旧時に自動的にネットワーク設定を変更することも可能です。今回は変更しないため、スキップします。

(5) フェイルオーバーを実行します。

DRサイトで「仮想マシン名.copy」の名前で仮想マシンが起動します。実際にはレプリケーション済みのVMをリネームして起動しているため処理時間は短く、弊社環境では数分でサービスの復旧まで完了しました。

まとめ

RP4VMは操作がシンプルで使いやすく、短時間でVM復旧が可能な優れた製品であることが確認できました。なお、リモートサイトにVMをレプリケーションしてフェイルオーバーする仕組みはDR用途だけでなく、別拠点へのVM移行にも利用可能です。VxRail同士だけでなくVxRail以外のvSphere環境とのレプリケーションにも対応するため、既存の仮想基盤からVxRailへのリプレース等、幅広く活用できます。

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