Ranorex 9.1.2の新機能・改善点
動的なIDを持つWebオブジェクトの認識を機械学習で改善
動的なIDを持つオブジェクトの認識は、テスト自動化における重要な課題のひとつです。Ranorexはこれまでも、動的なIDの使用優先度をユーザーが設定することで、動的なIDの使用を避けることができました。本バージョンではさらに、動的なIDの使用を機械学習により検知し、より静的な属性を自動的に使用してオブジェクトを認識します。この改善により、テストの作成とメンテナンスの効率がさらに向上します。テスト実行を自動的に録画。テスト結果レポートから再生が可能
テスト実行時の状況を、ビデオ(動画)として保存する機能が追加されました。保存された動画は、テストレポートの再生ボタンから直接再生できます。テストの実行状況を動画で確認できるので、問題の原因特定にも役立つとともに、動画をテストの証跡として利用できます。バグトラッキングツール「Jira」と連携。Ranorexから自動で課題を登録
Ranorex の GUI から、バグトラッキングツール「Jira」に課題を登録できるようになりました。テスト失敗時のエラーを課題としてJiraに自動で登録できるほか、テスト結果レポートから手動で課題を登録することも可能です。オートメーションヘルパーを拡張。ファイルの内容の比較などのライブラリを追加
オートメーションヘルパーは、複雑な動作を実装したテストコードをライブラリ化し、コーディングなしで利用できるようにした機能です。本バージョンでは、ファイルの内容を比較する、ファイル内の文字列を検索する、といった実装のライブラリが追加されました。拡張されたオートメーションヘルパーを利用することにより、担当者にコーディング知識がない場合でも、複雑なテストを作成しやすくなります。黒基調のダークテーマ設定を追加
GUIを黒基調にするダークテーマ設定が追加されました。従来の配色のライトテーマからダークテーマに切り替えられます。Web テストのパフォーマンス向上
Webテスト実行のパフォーマンスが、大幅に改善されました。特に、Internet Explorer でのパフォーマンスが、大幅に向上しました。テスト実行時間が短縮されることで、テストの効率性がさらに高まります。テスト実行時の進捗ダイアログの改善
テスト実行時に表示される、プログレスダイアログが刷新され、現在実行しているアクション、オブジェクト検索のタイムアウト、これまで発生したエラー数などを、より分かりやすく確認できるようになりました。パフォーマンス測定
テストが巨大化し、その実行により多くの時間がかかるようになると、処理に時間を要しているボトルネックを分析する必要があるかもしれません。各アクションに実行にかかった時間、オブジェクトの検索にかかった時間などのパフォーマンスを測定する機能が追加されました。
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