Lattix10 の新機能・改善点
アーキテクチャ チェッカー機能の刷新
ソフトウェア構造に関する問題を発見するためのアーキテクチャ チェッカー機能が強化され、チェックできる項目が多数追加されました。
これにより、「使用されていないインクルードファイル」や「不十分なカプセル化、継承階層に関する問題」など、アーキテクチャに関連した問題を検出できるようになりました。
- 使用されていないインクルードファイル
- 不十分なカプセル化、継承階層に関する問題
- 階層化されていないディレクトリ構造
- 循環の原因となっている依存関係
- インクルードされていて未使用のファイル
- クラスのコード行数
- クラスのメンバー数
- クラスの継承の深さ
- ディレクトリのコード行数
- ディレクトリのファイル数
- ファイルのコード行数
- 同名のヘッダーファイル
- 基底クラスのフィールドと同名のフィールドを持つクラス
- 派生クラスを参照しているクラス
- 複数の異なるクラス階層レベルを参照しているクラス
- 間接的にインクルードされているファイル
- データメンバーをオーバーライドしている派生クラス
- 循環依存
- 抽象型とその実装の両方を参照しているクラス
- 派生クラスに依存している基底クラス
Lattix Webのユーザーインターフェイスの刷新
Lattixのアーキテクチャ分析結果やレポートを、ダッシュボード形式で、Webブラウザーで閲覧できる「Lattix Web」の機能が刷新されました。
本バージョンでは、前バージョンでは参照できなかったアーキテクチャダイアグラムの分析結果が表示可能になったのに加えて、表示可能なレポートの種類が追加されました。また、DSMの要素の展開や折り畳み、2項間の依存関係の詳細表示、アーキテクチャ チェッカー機能の実行も可能になりました。さらに、各種レポートやチャートの表示有無や、表示位置の変更もできるようになり、操作性も大幅に改善しました。
- DSMの要素の展開/折り畳み
- DSMビュー上で依存関係を選択した際の2項間の詳細表示
- アーキテクチャダイアグラムの表示
- レポートやグラフの表示有無、表示位置の変更
- 表示可能なレポートの種類の追加
- アーキテクチャメトリクス差分 レポート
- 要素レベルの循環 レポート
- 循環度 チャート
- アーキテクチャ チェッカー
Windows 10ならびにC++ 11、C++ 14、Java 1.8に対応
動作環境として、Windows 10を正式サポート対応しました。また、C++11、C++14、Java 1.8 のコードの解析に対応しました。その他、各モジュールの拡張・改善された機能
稼動環境- Windows 10 に正式対応しました。
- C++11, C++14の解析に対応しました。
- LXBuildツールを使用し、生成されたトレースファイルとビルド構成ファイルに基づきClangプロジェクトが作成できるようになりました。(※Linux版のみ)
- Clangレポートが拡張されました。
- 依存関係の種類が追加されました。(Address of Global、Address of Field、Compiled With)
- 複数のUnderstandファイルから作成したプロジェクトから、複合プロジェクトを作成し、依存関係のマージができるようになりました。(※ただし、インクルードファイルの依存関係はマージ不可)
- Cyclomatic Complexityメトリクスを表示できるようになりました。
- Cyclomatic Complexityメトリクスを表示できるようになりました。
- Java 1.8の解析に対応しました。
- 新たに、モデリングツール(MagicDraw)により出力されるXMIの解析に対応しました。(※分析対象ファイル:XMIバージョン2.5 (xmi、xmi.xml、uml))
本件についてお問い合わせ
テクマトリックス株式会社
東京本社ソフトウェアエンジニアリング事業部
03-4405-7853
- メールでのお問い合わせ
- lattix-info@techmatrix.co.jp