- 2023.01.24
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ソフトウェア品質保証
DXを支えるマイクロサービスの開発とテストをサポートする、「SOAtest/Virtualize 2022.2」の販売を開始
テクマトリックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:由利孝、以下「テクマトリックス」)は、米国Parasoft Corporation(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:Elizabeth Kolawa、以下「Parasoft社」)が開発したAPIテストの自動化とサービス仮想化を1ツールで実現する「SOAtest/Virtualize 2022.2」の販売を2023年1月24日より開始します。
DX全盛の今、開発の高速化のために、機能を分割して組み合わせるマイクロサービスアーキテクチャの採用が進み、さまざまな機能やデータをAPIで連携するシステム作りが定着しました。これに伴い、データの利活用も促進され、データ連携を担うAPIとAPIを利用する側のアプリケーションの両方の品質がビジネスに大きな影響を与える存在となっています。
SOAtest/Virtualizeは、データ連携に欠かせないAPIの開発者と利用者に向けて、テストの自動化とテスト環境の仮想化(サービス仮想化)の2つの側面から開発の効率化をサポートします。APIの開発者には、正しくデータを提供できていることを検証するために、APIのテストドライバーを自動生成し、APIの単機能テストやシナリオテストの実行を自動化する機能を提供します。APIを利用する側のアプリケーションの開発者には、データを利用してアプリケーションが正しく動作することを検証するために、データ連携で用いるAPIを仮想化(高性能なモックサーバー・スタブを自動生成)し、疑似的にデータを提供することで、いつでも、何度でも、テストを実行できる環境を提供します。
このたび販売を開始したSOAtest/Virtualize 2022.2では、APIのテスト自動化機能(SOAtest)とテスト環境の仮想化機能(Virtualize)の両方がGraphQLに対応しました。SDLからGraphQL の電文形式を自動生成する機能や電文を賢くツリー表記に変換できる機能を備え、GraphQLの直感的な設定を可能にし、テストと仮想化を容易にしました。さらに、APIテスト時のDB操作・検証に欠かせないMongoDBに対するCRUD操作に対応、非同期レスポンスを要する仮想化の設定の簡素化、gRPCのUnary、Client-Streaming、Server-Streaming、Bi-Directionalコールへの対応、RabbitMQのExchangeを使用するメッセージへの対応、Wireshark でキャプチャしたPCAPファイルからのテストや仮想化のための資産を自動生成するためのトラフィックファイルの生成などのさまざまな機能の強化を行いました。
テクマトリックスは、Parasoft社製品の国内総販売代理店として、システムのモダナイゼーションやマイクロサービス化に欠かせないAPIの開発とAPIを使用するアプリケーションの開発に携わるすべてのお客様の課題解決に最適なツールとして、SOAtest/Virtualizeの販売、マーケティング、ユーザーサポートなどの活動を強化してまいります。
SOAtest/Virtualize 2022.2の新機能・改善点
GraphQLをサポート、幅広いAPIテストニーズに対応
昨今のAPI開発ではREST APIが主流ではありますが、GraphQLの開発も増加傾向にあります。SOAtestでは、SDL(スキーマ定義ファイル)からGraphQLの電文形式を自動生成する機能を備え、SOAtestとVirtualizeの両方で、電文を賢くツリー表記に変換する機能を追加しました。GraphQLをツリー表記できることで、直感的な設定を可能にし、テストと仮想化を容易にしました。SOAtestでは、GraphQLの回帰テストを自動化し、Virtualizeでは、GraphQLを仮想化します。MongoDBのCRUD操作の対応を強化、Readに加えて、Create、Update、Delete操作が可能に
MongoDB Query Toolを拡張し、MongoDB Toolと名称を変更しました。これまでも対応していた読み出し(Read)に加えて、作成(Create)、更新(Update)、削除(Delete)に対応しました。たとえば、SOAtestのAPIシナリオテストの一部でMongoDBにクエリーを送り、JSON形式の結果を取得し、DiffやJSON Assertorなどの検証ツールやJSON Data Bankなどのデータバンクを「出力」に追加することで、クエリーの結果を検証したり、値を変数化して後続のテストで利用したりすることが可能です。非同期レスポンスを要する仮想化を強化、シンプルな設定で幅広いユースケースに対応
Virtualizeで非同期レスポンスを行うまでのディレイの設定と非同期レスポンスを行うツールの連結を簡潔に設定できるAsync Toolが追加されました。これにより、リクエストを受信してから非同期レスポンスを送信するまでのディレイ時間や、リクエストへの同期レスポンスを送信した後に非同期レスポンスを送信するまでのディレイ時間やアクションを簡単に設定できるようになりました。たとえば、HTTP 200 OKの同期レスポンスを送信した後に、連結したツールを使用してトピックやキューに追加のメッセージを送信できます。gRPCサポートの強化、幅広いユースケースに対応
gRPCのUnary、Client-Streaming、Server-Streaming、そしてBi-Directionalコールを含む、さまざまなユースケースに対応したgRPC TransportとgRPC Listenerが追加されました。SOAtestでは、gRPCのAPIテスト時に、TLS暗号化とクライアント証明書認証を設定し、セキュアなgRPCサービスのテストも可能になりました。Virtualizeでは、Unaryコールへの同期レスポンス、およびClient-Streaming、Server-Streaming、Bi-Directionalコールへの非同期レスポンスが可能になりました。RabbitMQ Listenerの強化、幅広いユースケースに対応
Exchangeを使用するメッセージのリッスンに対応したRabbitMQ Listenerが追加されました。PCAP Parserの強化、設定変更が難しいアプリケーションのトラフィックをキャプチャ
Wiresharkネットワークプロトコル分析ツールを使用して作成されたパケットキャプチャ(PCAP)ファイルを読み込み、テストや仮想化のための資産の自動生成で使用できるトラフィックファイルを生成するPCAP Parserが追加されました。これまでのバージョンではトラフィックをキャプチャするには、APIを利用するサービスまたはアプリケーションから本物のバックエンドではなく、Virtualizeのメッセージプロキシに向けてリクエストを送信するように設定を変更する必要がありましたが、このような設定変更が難しいケースでも、Wiresharkでトラフィックをキャプチャし、テストや仮想化のための資産を作成することが可能になりました。稼動環境
- Windows 64bit
Windows 10、Windows 11、Windows Server 2019、Windows Server 2022 - Linux 64bit
GTK+ 3.20 以降 - macOS 64bit
macOS 12(Monterey)以降
販売開始日
- 販売開始日:2023年1月24日
- 出荷開始日:2023年1月24日
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東京本社ソフトウェアエンジニアリング事業部
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