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  • 2022.08.24
    • ソフトウェア品質保証

Java対応テスト自動化ツール「Jtest 2022.1」の販売を開始

CWE ver.4.6やOWASP Top 10-2021など10種類のセキュリティコンプライアンスに違反するコードを検出。

テクマトリックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:由利孝、以下「テクマトリックス」)は、米国Parasoft Corporation(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:Elizabeth Kolawa、以下「Parasoft社」)が開発したJava対応テスト自動化ツール「Jtest 2022.1」(以下「Jtest」)の販売を2022年8月24日より開始します。

「Jtest」は、静的解析と単体テスト支援によって、Javaソースコードの品質可視化と単体テストの効率化を強力にサポートするJava対応テスト自動化ツールです。静的解析では、コーディングルール解析とフロー解析という2種類の解析方法で、ソースコードに潜む問題点を指摘します。コーディングルール解析では、2,000個超のルールでソースコードを検証し、プログラム中の問題の未然防止や保守性の向上を支援します。フロー解析では、クラスやパッケージを横断する膨大な数の処理フローの中から、リソースリーク、セキュリティ脆弱性などのバグの可能性が潜む特定のフローを検出します。単体テスト支援では、Java単体テスト用オープンソースフレームワークであるJUnitで利用可能なテストテンプレートやモックを自動作成し、単体テストにかかる工数を削減します。さらに、Webブラウザー上でダッシュボード表示によるさまざまな情報提供が可能なレポーティング機能も装備しており、リモートワーク業務下においてもプロジェクトメンバー間で効率的なソースコードの品質レビューが行える環境を提供します。

このたびのバージョンアップでは、静的解析機能と単体テストアシスタント機能がそれぞれ強化されました。静的解析機能では、CWE(Common Weakness Enumeration)のver.4.6やCWE Top 25 2021(+On the Cusp)、OWASP Top 10 2021といったセキュアなJavaプログラムを作成するためのコーディングルールが追加され、プログラムがセキュリティコンプライアンスに即しているか、開発の早い段階から、確認できるようになりました。単体テストアシスタント機能では、テストスイート生成時にテストカバレッジの範囲を設定する機能が追加され、テストの目的に合わせたテストスイートの準備が行えるようになりました。環境面では、Azure DevOpsやGitLabとの連携が強化され、それぞれの形式のレポート生成が可能になりました。さらに、Jtestの公式コンテナーイメージがDocker Hubに公開されました。これらの機能により、Java開発においてJtestは、ソフトウェアの欠陥に起因するビジネスリスクの回避に大いに貢献します。

テクマトリックスは、Parasoft社製品の国内総販売代理店として、Javaソフトウェア開発に携わるすべてのお客様の課題解決に最適なツールとして、Jtestの販売、マーケティング、ユーザーサポートなどの活動を強化してまいります。

Jtest 2022.1の新機能・改善点

CWE4.6やOWASP Top 10-2021といったセキュリティコンプライアンスルールを追加

セキュリティ関連のルールを中心に、静的解析のルールが多数更新されました。ソフトウェアの脆弱性を識別するための共通脆弱性タイプ一覧であるCWE(Common Weakness Enumeration)のver.4.6やCWE Top 25 2021(+On the Cusp)、OWASP Top 10 2021といった10種類のセキュリティコンプライアンスに対応しました。

【Jtestのセキュリティコンプライアンスルール】
  • OWASP Top 10 2021
  • OWASP Top 10 2017
  • OWASP API Security Top 10 2019
  • PCI DSS 3.2
  • CERT for Java
  • CWE 4.6
  • CWE Top 25 2021
  • CWE Top 25 +On the Cusp 2021
  • UL 2900
  • DISA-ASD-STIG
※ セキュリティコンプライアンスルールによる解析には、「セキュリティコンプライアンスパック」オプション(別売)が必要です。

単体テストアシスタントのテストスイート作成機能を強化

単体テストアシスタントのテストスイート作成機能を強化 テストスイート作成時に、最大コードカバレッジとテストスイートの保守性のオプションを切り替えてテストスイートを作成できるようになりました。最大コードカバレッジでは、必要最小限のテスト数で最大限の実行経路をカバーするテストコードを生成し、テストスイートの保守性では、主要なテストスイートのみを作成します。テストの目的に合わせて、テストスイートの作成オプションを切り替えることで、本来必要のないテストを実行したり、テスト結果を確認したりすることによって生じる余計な工数を削減します。

単体テストアシスタントのテストスイート作成機能を強化

さらに、Lombokフレームワークを使用したクラスから、テストコードを生成できるようになりました。
モックの初期化機能では、新たにMockitoの@InjectMocksのサポートを開始しました。

Azure DevOpsとの連携

Azure DevOpsに拡張機能としてJtest extension for Azure DevOpsが追加され、JtestとAzure Pipelinesの連携が可能になりました。Jtestで解析を実行すると、Azure DevOps固有のSARIFフォーマットのレポートが生成されるので、Azure Pipelines上で解析結果の確認を行えます。

GitLabとの連携

GitLabワークフローでJtestの解析を実行することにより、SASTフォーマットで解析レポートの生成が可能になりました。Jtestの解析結果をJavaプログラムの脆弱性としてGitLabで参照できます。

OpenID Connectのサポート

OpenID Connectを介してParasoft DTPへのユーザー認証が可能になりました。

DockerコンテナーへのJtestのデプロイをサポート

DockerコンテナーへのJtestのデプロイがサポートされました。すぐに利用できるJtestの公式コンテナーイメージをDocker Hub上に公開しました。

Parasoft DTP 2022.1(レポーティング機能)の新機能・改善点

コンプライアンスの遵守を促進するパッケージを更新

JtestのCWE ComplianceアーティファクトでCWE 4.6がサポートされました。さらにOWASP Top 10 2021も追加されました。Jtestによる静的解析の結果からOWASP Top 10 2021やCWE 4.6、CWE Top 25 2021に則ったレポートをいつでも確認できるようになります。ガイドラインの遵守状況の説明責任を果たすことが容易になるだけでなく、未遵守箇所を早期に特定し必要な措置を講ずることにより、セキュリティ上の欠陥のあるソフトウェアに関連するビジネスリスクを排除することが可能になりました。

※本機能を利用するには、「セキュリティコンプライアンスパック」オプション(別売)が必要です。

コンプライアンスの遵守を促進するパッケージを更新

DockerコンテナーへのParasoft DTPのデプロイをサポート

すぐに利用できるParasoft DTPの公式コンテナーイメージをDocker Hub上に公開しました。

稼動環境

  • Windows 64bit
    Windows 10、Windows Server 2016、Windows Server 2019
  • Linux 64bit
    Linux glibc 2.12以上
  • プラグインできる統合開発環境
    Eclipse 4.8~4.23、IntelliJ 2020.1~2021.3
  • プラグインできるビルドツール
    Apache Maven 3.0.3~3.6.x、Gradle 3.3~7.4、Apache Ant 1.7~1.9.14
  • 解析対象のJavaのサポート
    Java 1.3~Java 17
製品の詳細は稼動環境をご確認ください。

販売開始日

  • 販売開始日:2022年8月24日
  • 出荷開始日:2022年8月24日
2022年8月24日において、保守サービスをご契約いただいているJtestのユーザー様には、「Jtest 2022.1」バージョンアップ製品を無償でご提供します。

Jtestの詳細はこちらをご参照ください。
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本件についてお問い合わせ

  • テクマトリックス株式会社
    東京本社

    ソフトウェアエンジニアリング事業部

    03-4405-7853

メールでのお問い合わせ
parasoft-info@techmatrix.co.jp

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