CASE STUDY 導入事例

強靭なFX取引システムを提供するFXプライムby GMO UIテストを自動化・効率化するためにRanorexを導入

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株式会社FXプライムby GMO様

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FXプライムby GMOは、同社が提供するFX(外国為替保証金取引)取引システムの更改時に発生するUIの検証テストを自動化・効率化するために、テクマトリックスが提供するUIテスト自動化ツール「Ranorex」を導入した。これまで対応ブラウザーごとに丸1日かけていたテスト時間が、Ranorexにより1~2時間で終了するようになるなど、開発・テスト期間を大幅に短縮する効果が得られているという。

安心・信頼できるシステムを提供

FXプライムby GMOは、外国為替の金融先物取引業者として2003年9月に設立された企業。当初は伊藤忠商事の子会社だったが、2008年に株式上場、2012年9月にGMOインターネットグループに外国為替保証金取引の専業としてグループジョインした。2013年10月には現社名へと商号を変更している。
オンライン取引専門の同社は、日本国内におけるFX専門の取引業者で初めて、2007年1月に情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格「ISO/IEC27001」、2009年11月にITサービス管理の国際規格「ISO/IEC20000-1」の認証を取得。システム管理やセキュリティ対策などのシステム全般において「安心・信頼できる取引環境の維持・向上に努めているFX取引業者」と高く評価されている。顧客の取引基盤となるサーバーやネットワークの安定性は非常に高く、過去10年近くにわたりシステムダウンを起こしたことがなかったのが同社の自慢だ。
そんなFXプライムby GMOでは、PCブラウザー用の「ハイスピード注文画面」、スマートフォン用アプリ「PRIMEアプリS」といった各種取引ツール、業界最高水準の54種類に及ぶテクニカル指標を実装した「プライムチャート」といった便利ツールなどのさまざまなシステムを社内で開発している。市場や顧客ニーズの変化に即応するためにシステム更改や機能刷新も頻繁に行われており、常時何本かの開発プロジェクトが並行して走っているという。
「当社では安心・信頼できるシステムをお客様にご利用いただくために、システムの検証テストは特に入念に行っています。その反面、検証テストの工程に想定以上の時間がかかり、プロジェクトがしばしば遅延するという課題に悩まされていました。原因は、更改の際に変更していない個所についても検証・テストを手作業で一からやり直していたことにありました」(FXプライムby GMO 情報サービス部 システム開発グループ 田中 雅敏氏)
中でも特に負担だったのは、システムのユーザーインターフェイス(UI)が正常に動いているか、操作エラーが発生しないかどうかを検証する作業だった。対応OSで稼動する各種ブラウザーの推奨バージョンごとに、同じテストを何度も繰り返さなければならないからだ。

テクマトリックスからRanorexを提案

FXプライムby GMOではこの課題を解決するために、変更していない個所の検証テストを効率化することを模索し始めたという。
「最初に検証テストの工程をアウトソースすることを考えましたが、コストが掛かりすぎます。そこでテストを自動化できるツールを探すことにし、オープンソースソフトウェアを中心に複数のテストツールを入手して試してみました。しかし、ほとんどのテスト自動化ツールは開発ベンダーが使うことを想定しており、どのツールも私たちユーザー企業にとって使いやすいものではありませんでした」(FXプライムby GMO 情報サービス部 システム開発グループ 廣瀬 哲也氏)
「ツールにはテストを自動化するだけでなく、エラーが起きた場合でもメンテナンスすべき個所を指摘してくれることが前提でした。コストをできる限り抑えることも大きな要件でしたが、そんな当社にとって最適なテスト自動化ツールはなかなか見つかりませんでした」(田中氏)
そうした中、GMOインターネットグループ内の他の事業部門からテクマトリックスを紹介された。
「テクマトリックスに最適なテスト自動化ツールはないかと相談したところ、提案されたのが『Ranorex』でした。Ranorexならば、作成したシナリオのとおりに再生することで、テストを無人で自動実行することができます。テストの経過を画面1枚ずつキャプチャして記録するので、エラーの発生個所を特定するのも容易です。私たちが考えていた要件にぴったりのツールだったので、まずはテクマトリックスの協力のもとにPoC(概念実証)を行ってみることにしました」(廣瀬氏)

UIテスト自動化ツール Ranorex 株式会社FXプライムby GMO様事例

検証テスト工程にかかる時間を半減する効果を得る

FXプライムby GMOがPoCを実施したのは、2018年3月のこと。3~4カ月のPoCにより、手作業で行ってきた検証テスト工程のかなりの部分を自動化できることを確認し、正式にRanorexの採用を決定した。現在は、あらかじめ用意されているシナリオをベースに検証テストを実行しているという。
「Ranorexを使い始めた結果、これまでは1ブラウザーあたり丸1日(約8時間)かかっていた手作業によるテスト時間は大幅に短縮され、1ブラウザーあたりわずか1~2時間でテストが終了するようになりました。Ranorexのテスト結果を人の手でチェックをしていますが、その時間を考慮しても検証テスト工程にかかる時間は約半分程度まで削減できたと考えています」(田中氏)
「Ranorexでは、お客様が実際に操作するのと同じ動きを想定してテストできるので、システム操作性の品質向上に大いに役立ちます。運用開始当初は適用範囲も限られていましたが、それでも各プロジェクトのトータルで年3~4回も利用すればライセンス価格の元が取れてしまう計算になります。コストを抑えたいという要件の面でも、非常に満足しています」(廣瀬氏)

今後はスマートフォンアプリなど利用範囲を拡大

テクマトリックスの導入支援・サポート体制に対する満足度も高い。
「使い方などの不明な点に関してメールで2~3回問い合わせましたが、問題を解決する回答がすぐに得られました。使い方をトレーニングするハンズオンセミナーも開催してもらえたので、短期間のうちに使い方を習得することができました」(田中氏)
FXプライムby GMOでは現在、PCブラウザー向けの取引ツールの検証テストを中心にRanorexを利用しているが、今後はスマートフォン用アプリの検証テスト工程に組み込んだり、他の事業部門へ横展開したりなど、徐々に利用範囲を拡大させていくことも視野に入れているという。
安心・信頼できるFX取引システムを提供するために、検証テスト工程を重視するFXプライムby GMO。そんな工程を効率的かつ確実に実行するテスト自動化ツールとして、今後もRanorexが使われ続けていくことだろう。

  •  取材日:2019年9月

株式会社FXプライムby GMO

2003年9月24日設立。
主な事業内容は、金融商品取引業、およびその付帯関連業務

お客様担当者

情報サービス部
システム開発グループ

廣瀬 哲也 氏

情報サービス部 システム開発グループ

田中 雅敏 氏

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  • テクマトリックス株式会社
    東京本社

    ソフトウェアエンジニアリング事業部

    03-4405-7853

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