導入の経緯:セキュリティ機能がクラウドに実装されたSASEを採用ソリューションには「Prisma Access」の導入を決定
そこで三重県では、必要となる要件をまとめ、それを実現するソリューションを選定することにした。
「新しい情報セキュリティ基盤では、①ゼロトラストモデルの考え方に基づく端末およびユーザー認証の仕組みが用意されていること、②通信経路を暗号化できること、③場所を問わずにインターネットヘ安全にアクセスできること、④三重県行政WAN上でVPN接続を使わないテレワーク環境を実現できること、⑤通信の監視による脅威の検出と緊急対応が可能なことといった要件を挙げました。そして、これらの要件がクラウドサービス上に実装された「SASE(Secure Access Service Edge)」と呼ばれるセキュリティモデルの導入を目指すことにしました」(三重県 総務部 デジタル推進局デジタル改革推進課 情報基盤班 主幹 長井新氏)
SASEソリューションの導入を目指した三重県は、複数のソリューションについて比較検討を行い、必要な要件を整理した。その結果、最終的に選定することとなったのが、パロアルトネットワークスのクラウドセキュリティプラットフォーム「Prisma Access」だった。
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