テクマトリックス株式会社(本社：東京都港区、代表取締役社長：由利孝、以下「テクマトリックス」)は、Ranorex Inc.(本社：米国、テキサス州ヒューストン、ゼネラルマネージャー：Amanda Sundara、以下「Ranorex社」)が開発したUIテスト自動化ツール「Ranorex 10.2」日本語版の販売を2022年6月29日より開始します。テクマトリックスは、「Ranorex」日本語版の総販売代理店として日本国内での販売、マーケティング、日本語化、ユーザーサポート、ソリューションサービスの提供などの活動を展開してまいります。

「Ranorex」は、多くのサードパーティ製コントロールをサポートする、 高性能なUIキャプチャ機能を搭載したUIテスト自動化ツールです。Windowsアプリ、Webアプリ、モバイルアプリに対する強力なUIオブジェクト認識能力と、直感的に操作できる高い操作性を備えているため、プログラミング経験者でなくとも、データ駆動型テストのような複雑なテストを組み立てることができます。

最新バージョンである「Ranorex 10.2」では、Androidモバイルアプリケーションのテストに必要なアプリケーションのパラメーター設定を自動検出できるようになりました。これにより、テスト実行の設定作業が軽減されます。また、Windows 11やiOS 15やAndroid 12でのテストの安定性が向上しました。さらに、オブジェクト認識機能を強化し、JCEFコントロールやChrome_RenderWidgetHostHWNDクラスなど、自動認識するオブジェクトを拡張しました。本バージョンで強化された自動認識や自動検出機能により、テストの作成から実行までの時間や工数の削減が期待できます。

Ranorex 10.2の新機能・改善点

Androidアプリケーションのパラメーター設定を自動検出。設定作業を大幅軽減

モバイルアプリケーションのテストを作成・実行する際にアプリケーションのGUIや機能にアクセスできるように、アプリケーションの設定を行う必要があります。その設定作業を容易にするインストルメントウィザード機能が強化され、Androidアプリケーションのパラメーター設定を自動検出できるようになりました。アプリケーションによって必要となるパラメーターが異なるため、確認や設定作業に工数が必要でしたが、自動検出機能により、設定作業の工数短縮を期待できます。

Windows 11をサポート

テストを作成する、およびテストを実行する環境として、Windows 11をサポートしました。

iOS 15、Android 12でのテストの安定性を向上

iOS 15とAndroid 12でのテストをより安定して実施できるようになりました。

オブジェクト認識を強化し、JCEFコントロールやChrome_RenderWidgetHostHWNDクラスなどのテクノロジーをサポート

Ranorexのオブジェクト認識が強化され、以下のテクノロジーをオブジェクトとして認識できるようになりました。

• デスクトップアプリケーション

• JCEFコントロール
• JxBrowser/swt.BrowserViewクラス
• DelphiTAdvStringGridの非表示列
• DotNetBrowserコントロール

• Webアプリケーション

• Chrome_RenderWidgetHostHWNDクラス
• HTML内でのSVGタグ

• モバイルアプリケーション

• AndroidのNumberPicker

販売開始日

• 販売開始日:2022年6月29日
• 出荷開始予定日:2022年7月7日

2022年6月29日において、保守サービスをご契約いただいている「Ranorex」ユーザー様には、「Ranorex 10.2」バージョンアップ製品を無償でご提供します。

体験版と詳細