昨今、実在する企業や自社組織をかたってフィッシングサイトへ誘導し、ID・パスワードなどのクレデンシャル情報を盗み取ろうとしたり、取引先担当者になりすまして、ターゲットに金銭を送金させようとしたりする「なりすましメール」が年々増加し、甚大な被害が生じています。

警察庁が発表した報告書によると、2023年上半期のフィッシング詐欺は過去最多の2322件発生しており、被害額は約30億円に及び過去最高を記録した2015年の30億7000万円に迫る勢いとなっています。

このような中で「なりすましメール」の被害を食い止め、安心してメールを利用する環境を作るために、DMARCという認証技術が注目を集めています。
今年公開された「政府機関等の対策基準策定のためのガイドライン」では、DMARCを用いた「なりすましメール」対策が基本対策事項に追記されました。
本講演では、なりすましを防ぐ最大な武器であるメール認証DMARCについて最新情報も交えてお伝えします。また、導入/運用の手順やポイントについて解説し、テクマトリックスの支援サービスについてもご紹介します。