SOAtest/Virtualize ユーザーサポート FAQ

Virtualize FAQ

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Q-1.Virtuallizeの用語について

Q-2.基本的なユースケースへの対応方法

Q-3.具体的なユースケースへの対応方法




Q-1.Virtuallizeの用語について

Q1-01 仮想アセット(.pvaファイル)とは何ですか?
Virtualizeの固有の名称であり、一般的に「スタブ」や「モックサーバー」と呼ばれるAPIの応答を仮想化した疑似環境を意味します。
仮想アセットをAPIの疑似環境として利用するためには、あらかじめ仮想アセット内に各種APIのレスポンス電文が定義されたレスポンダーを作成する必要があります。
レスポンダーが作成された仮想アセットをVirtualizeサーバーにデプロイすることで、コールされたレスポンダーはAPIのようにレスポンス電文を返すことができます。
レスポンダーについての詳細は【Q1-02】を、Virtualizeサーバーについての詳細は【Q1-03】をご参照ください。


Q1-02 レスポンダーとは何ですか?
リクエストを受信した後に、個々のAPIに成り代わって応答するレスポンス定義体を意味します。
適切に設定されたレスポンダーを含む仮想アセット(.pvaファイル)をVirtualizeサーバーにデプロイすることで、APIの疑似環境として利用できます。
Virtualizeサーバーについての詳細は【Q1-03】をご参照ください。
また、レスポンダーにはレスポンスする電文定義以外だけではなく、応答させるリクエスト電文とのマッピング設定も行うことで、特定のリクエストに対して適したレスポンダーを応答させることができます。
リクエストとのマッピングの方法については【Q2-03】をご参照ください。


Q1-03 Virtualizeサーバーとは何ですか?
SOAtest/Virtualizeに同梱されているアプリケーションサーバーのことです。
ワークスペースディレクトリ配下の[VirtualAssets]プロジェクト内に作成された仮想アセット(.pvaファイル)は、自動でこのVirtualizeサーバーにデプロイされます。
デプロイ設定として、仮想アセットごとにリクエストを待ち受けるパス(エンドポイント)を指定することもできます。

デフォルトでは下記のエンドポイントに仮想アセットがデプロイされます。
http://localhost:9080/[仮想アセットごとに指定されたパス]


Q1-04 レスポンダーに設定できる思考時間とは何ですか?
リクエストを受信した後、レスポンダーが応答するまでの待ち時間を意味します。
例えば、バックエンドで多くの処理を行う必要があり、APIが応答するまでに時間を要するようなユースケースで活用いただけます。
思考時間はレスポンダーの編集画面で[オプション]タブを選択し、[パフォーマンス]の項目から設定することが可能です。


Q-2.基本的なユースケースへの対応方法

Q2-01 仮想アセットのレスポンダーを作成する方法方法を教えてください
下記の3種類の方法でレスポンダーの作成が可能です。
レスポンダーは自動生成することもできますので、貴社の状況に応じてより適した方法を選択いただけます。

1. マニュアルでレスポンダーを作成する方法
Virtualizeに用意されたレスポンダーにレスポンスデータ等の必要な設定を手動で行う方法です。
詳細な実施方法につきましては、マニュアルでレスポンダーを作成の動画をご参照ください。

2. 定義ファイルからレスポンダーの自動生成
APIの仕様を定義するファイル(OpenAPI/Swagger、RAML、WSDL、XMLスキーマ等)をVirtualizeに取り込むことで、レスポンダーを自動生成することができます。
こちらの方法では、設計からテストまでシームレスに実施できますので、新規開発等で特に有効です。
詳細な実施方法につきましては、定義ファイルからレスポンダーの自動生成の動画をご参照ください。

3. トラフィックのキャプチャとレスポンダーの自動生成
クライアントのアプリケーションとバックエンドのAPIとのデータ連携でやり取りするトラフィックを記録し、レスポンダーを自動生成することができます。
こちらの方法は、システムの機能追加等による回帰テストで特に有効です。
詳細な実施方法につきましては、トラフィックのキャプチャとレスポンダーの自動生成の動画をご参照ください。


Q2-02 作成したレスポンダーをテストで利用する方法を教えてください
作成したレスポンダーはVirtualizeサーバーに自動でデプロイされますので、レスポンダーが待ち受けるエンドポイントに対してリクエスト電文を送信することで利用ができます。
このエンドポイント自体も任意のパスに指定することが可能です。
詳細な実施方法につきましては、レスポンダーのデプロイ&利用の動画をご参照ください。


Q2-03 リクエストに応じてレスポンダーの応答を切り替える方法を教えてください
レスポンダーに応答条件の設定を行うことで、リクエストに対して適切なレスポンダーからレスポンスを返すことができます。
この応答条件は、リクエストボディに含まれる特定の電文項目の値やURLパラメーターの値、URLパス等に設定可能です。
また、複数の条件が一致した場合に応答させるAND条件での設定など、ユースケースに応じて柔軟な対応もできます。
詳細な実施方法につきましては、レスポンダーの応答条件の動画をご参照ください。


Q2-04 レスポンダーに設定可能なオプションについて教えてください
レスポンダーに設定可能なオプションの一例として、応答する電文のヘッダー情報の追加、ステータスコードの編集、思考時間の設定などございます。
これらのオプションの設定方法につきましては、レスポンダーの補足機能の動画をご参照ください。
その他に対応可能なオプションや実施したいユースケースについてご質問がございましたら、Parasoft製品テクニカルサポートセンターまでお問合せください。


Q2-05 レスポンダーの応答データのパターンを増やす方法を教えてください
レスポンスデータを格納したデータソースとレスポンダーとを紐づけることで、レスポンダーが返す応答データのパターンを増やすことができます。
データソースと紐づけたレスポンダーは「データ駆動型レスポンダー」と呼ばれ、下記の2通りの方法で実施することが可能です。

1. ExcelやCSVなどからデータ駆動型のレスポンダーに拡張
あらかじめ、データソースとしてExcelやCSVファイルにレスポンスデータを用意し、レスポンダーに取り込むことでデータ駆動型のレスポンダーに拡張することが可能です。
詳細な実施方法につきましては、Excelからデータ駆動型のスタブに拡張の動画をご参照ください。

2. 既存のレスポンダーからデータソースを自動生成
固定値でデータが設定されたレスポンダーから、データソースを自動生成しつつ、データ駆動型のレスポンダーに拡張することも可能です。
この方法では、CSVデータソースが自動生成されますので、データソース自体を作成する工程も省略することができます。
詳細な実施方法につきましては、既存のレスポンダーからデータソースを自動生成の動画をご参照ください。


Q2-06 レスポンダーを利用してUIのシナリオテストを実施する方法を教えてください
複数のレスポンダーを用意し、送信されるリクエストに対して適したレスポンダーを応答させることで、シナリオテストの実施が可能です。
例えば、ショッピングサイトで買い物をする際に、検索API→購入APIと順番で呼び出すシナリオでテストを行う場合は、「検索リクエストに応答するレスポンダー」と「購入リクエストに応答するレスポンダー」を用意することで、リクエストに応じて適した応答が可能です。
シナリオテストの実施例につきましては、シナリオテスト用のスタブの動画をご参照ください。

また、必要に応じて【Q2-03】リクエストに応じてレスポンダーの応答を切り替える方法や、【Q2-05】レスポンダーの応答データのパターンを増やす方法もご参照ください。


Q2-07 リクエストの回数に応じてレスポンスデータを切り替える方法を教えてください
シーケンスレスポンス機能を利用することで、同じリクエストを送信した場合でも回数に応じて応答を切り替えることが可能です。
例えば、商品の注文番号のインクリメントや在庫数のデクリメントを含むシナリオテストを行う場合に活用されます。
詳細な実施方法につきましては、シーケンスレスポンス機能の利用手順書をご覧ください。
また、リクエスト回数に応じてレスポンスデータを変えるスタブの作成の動画もご参照いただけます。


Q-3.具体的なユースケースへの対応方法

Q3-01 Desktop Edition で作成したスタブを Server Edition にデプロイする方法を教えてください
次の技術資料をご参照ください。

Q3-02 Windows で Virtualize サーバーを CLI モードで実行する方法を教えてください
次の技術資料をご参照ください。

Q3-03 Linux で Virtualize サーバーを CLI モードで実行する方法を教えてください
次の技術資料をご参照ください。

Q3-04 Virtualize を負荷テストで利用する場合の推奨設定はありますか?
スタブの性能は、Virtualize Server Performance Edition を導入したマシンスペックに依存します。
  • マシンスペック
    ・ プロセッサ  : CPU のコア数が最も性能に影響します(最低 8 コア以上を推奨)
    ・ メモリ    : 最低 16GB 以上を推奨

  • Virtualize に割り当てるメモリ(8 GB 程度のメモリ設定を推奨)
    ・ 設定例    : soavirt -J-Xms8192m -J-Xmx8192m
    ・ 補足     : 必要に応じてガベージ コレクターのオプションもご利用ください。

※ 性能は貴社の負荷テストで送受信するメッセージ サイズなどにも影響されます。
※ 上記のスペックとメモリ設定が貴社の負荷テストにおける性能を確約するものではございません。

また、Virtualizeの性能を向上させるために、イベントモニターによる情報収集を無効化する設定も推奨しています。
このオプションはデフォルトでは有効化されており、Virtualizeのトラフィックをモニターする場合などに必要となりますが、Virtualizeの性能に影響する場合もありますので負荷テストを実施する際には無効化を推奨しています。
このオプションは下記の操作で無効化できます。

1. 負荷テスト用のVirtualize (Server Performance Edition)のGUI、またはこのVirtualizeとの連携が可能なVirtualize (Desktop Editionなど)のGUIを開き、[Virtualizeサーバー]画面から負荷テスト用のVirtualizeサーバーをダブルクリックします。
2. サーバーの構成画面が表示されますので、[サーバー構成]タブを選択し、[イベントレポートサービスの有効化]および[統計収集サービスの有効化]のチェックを外し、設定を保存します。

※このオプションを無効化すると、スタブのトラフィックのモニターができなくなりますのでご注意ください
 トラフィックのモニターについてはチュートリアル動画[2-1. レスポンダーのデプロイ&利用]もご参照ください。


Q3-05 Virtualizeのサーバーログを取得する方法を教えてください
下記の技術資料一式をダウンロードしてZipファイルを展開し、内部のPDFファイルの手順をご参照ください。

Q3-06 リクエストに含まれる特定の値をレスポンスデータとして受け渡す方法を教えてください
次の技術資料をご参照ください。

Q3-07 リクエスト電文/レスポンス電文/変数に格納した値など、テストに使用するデータを加工したい
Extension Toolを使って、テストで使用するデータを任意の値に加工することができます。詳細は次の技術資料をご参照ください。

Q3-08 HTTPSでVirtualizeと通信する方法を教えてください
サーバー証明書やキーストアファイルを作成しVirtualizeにインポートすることで、HTTPS通信が可能となります。詳細は次の技術資料をご参照ください。

Q3-09 レスポンスのステータスコードを変更する方法を教えてください
レスポンダーの編集画面を開き、[オプション]タブの[リターンステータス]の項目を選択します。
[デフォルトのリターンステータスを使用]のチェックを外すと、[リターンステータス]の項目で任意のステータスコードを選択できます。
また、[リターンメッセージ]の項目で、任意の応答メッセージを指定することも可能です。


Q3-10 Virtualizeサーバーの起動ポートを変更する方法を教えてください
SOAtest/Virtualizeの画面上部メニューから、[Parasoft]>[設定]と選択します。
表示された画面左メニューから[サーバー]を選択すると、HTTP、HTTPSについてそれぞれの起動ポートを指定できます。
ポートの変更後は、Virtualizeサーバーを再起動することで、指定したポートでサーバーが起動します。

また、[サーバーの起動]にチェックを入れることで、SOAtest/Virtualizeの起動時にVirtualizeサーバーも自動で起動させることができます。


Q3-11 社内プロキシを経由してVirtualizeプロキシでトラフィックをキャプチャする方法を教えてください
SOAtest/Virtualize上でParasoftプロキシの設定を行うことで、社内プロキシを経由してVirtualizeプロキシでトラフィックをキャプチャすることが可能です。
Parasoftプロキシの設定を行うためには、SOAtest/Virtualizeの画面上部メニューから、[Parasoft]>[設定]と選択します。
表示された画面左メニューから[プロキシ]を選択し、[プロキシの有効化]にチェックを入れます。
HTTPの項目で、[プロキシアドレス]および[プロキシポート]に社内プロキシの情報を入力し、[適用して閉じる]をクリックします。

これで、Virtualizeプロキシでトラフィックをキャプチャする際に、設定したプロキシを経由してトラフィックが送受信されます。


Q3-12 レスポンダーの応答条件と一致しなかった場合に特定の電文を返す方法を教えてください
次の技術資料をご参照ください。

Q3-13 ラーニングモードで作成したレスポンダーの「応答条件の除外パターン」の設定方法を教えてください
Virtualizeラーニングモードで作成したレスポンダーの設定項目にある、「応答条件の除外パターン」の意味合いや設定方法については、次の技術資料をご参照ください。

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