PowerScale におけるパフォーマンス確認ツールについて

運用管理者の日々の運用に役立つパフォーマンスモニタリング機能についてご紹介します。
操作性が高く、簡単にパフォーマンス確認やレポートを作成することができます。

PowerScaleのパフォーマンス情報を得るために

PowerScaleのパフォーマンスの確認を行う場合、標準でPowerScaleのWebUIおよびCLIで取得することが可能です。
標準機能では参照のしやすさ、データ集計に課題があるため、パフォーマンス確認ツールが用意されています。

PowerScale 標準WebUI 画面イメージ、PowerScale 標準CLI 画面イメージ

今回はPowerScaleのパフォーマンスが確認できる

  • InsightIQ
  • DataIQ
について、説明いたします。

どちらのツールを用いてもPowerScaleのパフォーマンス情報を取得できるため、一方を導入いただくことが一般的です。

InsightIQ:

PowerScaleのみ監視が可能となりますが、パフォーマンス情報のエクスポートや、クラスタ全体で大きいファイルを洗い出すなどInsightIQのみが確認できる機能を提供します。

DataIQ:

PowerScale以外のデル・テクノロジーズ製のストレージ製品などを統合的に監視することができるため、複数ストレージを所有している場合はDataIQにより一括で管理することが可能です。

InsightIQイメージ、DataIQイメージ

InsightIQについて

InsightIQは従来から提供されているPowerScaleを監視するための専用ツールです。
Linuxにインストールする、もしくは仮想環境にデプロイすることができます。
機能としては、大きく2種類あります。

パフォーマンスの監視:

各ノードのネットワークスループット値、CPU使用率などさまざまな情報を監視し、過去にさかのぼって確認することが可能です。

データ利用状況の確認:

クラスタでデータの利用割合や、フォルダ単位で現在利用している容量の確認することが可能です。
ある時間帯にデータへのアクセスが遅くなった等の事象が発生した際、InsightIQで PowerScaleのCPU使用率やネットワーク負荷に異常がなかったかなどを確認することができます。

InsightIQ 画面イメージ

DataIQについて

DataIQは、デル・テクノロジーズ製の統合監視ソフトウェアとなり、複数のデル・テクノロジーズ製品をまとめて管理することができるツールとなります。 DataIQ V2.0からPowerScaleもサポート対象です。

DataIQ 画面イメージ (2つのクラスタ監視時)

主な機能は、大きく3つあります。

パフォーマンスの監視:

各ノードのネットワークスループット値、CPU使用率などさまざまな情報を監視し、過去にかのぼって確認することが可能です。

データ利用状況の確認:

クラスタでデータの利用割合や、フォルダ単位で現在利用している容量の確認することが可能です。

データ管理:

企業で所有する各ストレージをDataIQに登録することで、単一画面からデータの検索や移動、重複しているデータを確認でき、データ管理を容易にすることが可能です。

InsightIQ、DataIQの機能比較

ツール 監視対象 パフォーマンス情報 データ利用状況 データ管理
InsightIQ v4.1.4 PowerScale(Isilon)のみ
サポート
・クライアント別のパフォーマンスを閲覧可能
・パフォーマンスデータをエクスポートすることが可能
サポート
・クラスタ全体で容量/作成時間などファイルの並べ替えることが可能
対象外
・対象外
DataIQ v2.2 デル・テクノロジーズ製ストレージ 他社製ストレージ パブリッククラウド
サポート
・クライアント別のパフォーマンスを閲覧可能
サポート
・1フォルダ内で容量/作成時間などファイルの並べ替えることが可能
サポート
・複数ストレージを一元管理し、データの検索、移動をすることが可能

InsightIQとDataIQの機能比較について、上記表にまとめております。

InsightIQで監視対象にできる製品は、PowerScaleのみです。
DataIQではデル・テクノロジーズ製ストレージ(PowerScale、EMS)のほかに、有償ですが他社製ストレージやパブリッククラウドを登録することが可能です。

利用用途として、どちらもPowerScaleを監視できることに変わりありませんが、InsightIQはPowerScaleの情報を得ることに特化しております。
DataIQでも基本機能は網羅されておりますが、現在リリースされているバージョンでは、InsightIQの方がより詳細な情報を取得することが可能です。
なお、DataIQでは複数のストレージを一元管理し、パフォーマンスの監視だけでなく、データの検索やストレージ間での移動が可能です。

InsightIQ パフォーマンス画面イメージ

InsightIQはPowerScaleのパフォーマンスや、データ管理をより詳細に監視できるツールとなり、DataIQは複数のストレージを一元管理し、実際にデータの移動や重複排除ができるツールです。

次回は実際にパフォーマンス情報の確認方法や、性能限界に達した際について説明いたします。

Dell EMC PowerScale (アイシロン)に
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