社長メッセージ





 
 日本のITサービス産業は、長らく大手システム・インテグレータを頂点とする多重下請構造に支えられたスクラッチ開発を中心とする受託開発の請負事業、もしくはハードウェア製品の販売を中心とした物販事業で構成されてきました。一方で、世界のIT業界に目を向けると、IT資産の「所有」からITサービスの「利用」への大パラダイムシフトであるクラウドサービスと、あらゆるモノがインターネットにより相互接続されるIoTの世界が加速度的に進展しています。オープンソースの普及により、ユーザ企業は、クラウドサービスを積極的に利用しつつ、システム開発・構築の内製化を進めています。自動車を含む、インターネットで相互接続される身の回りのあらゆる電子機器が、汎用チップ上に組み込まれたソフトウェアにより制御される時代でもあります。これらの機器を安心、安全に利用するには、高度な情報セキュリティ技術と機能安全に代表されるソフトウェア品質を向上させる技術が欠かせません。AI(人工知能)やディープ・ラーニングの進化により、システム機能のより一層の高度化や、人間がこれまで担ってきた仕事の一部を置換していく社会構造の変化も現実的なものになって行くと思います。
 

 このような状況において、テクマトリックス・グループは、既存の業界慣習や事業構造を創造的に破壊し、自らのビジネスモデルの変革に積極的に取り組み、日本のITサービス産業における真のサービスクリエーター / サービスプロバイダーとなることを目指しています。クラウド関連事業の戦略的・加速度的推進を目指し、アプリケーション・サービス事業では、特定領域・業界向けの自社開発アプリケーションをクラウドサービス(SaaS = Software as a Service)化し、情報基盤事業においては、クラウドサービス実現に欠かせない仮想化などの様々な基盤技術を提供して行きます。また、インターネット時代のセキュリティとセーフティ(安心と安全)を追及するため、益々巧妙化するサイバーセキュリティ攻撃に対抗し得る最先端の情報セキュリティ技術を提供すると共に、その保守、運用・監視までを含むトータルな付加価値サービスを提供します。ソフトウェアの品質を飛躍的に高め、脆弱性を除去するための様々な技術とそれらを導入して行くためのコンサルティングも提供します。

 日本のITサービス産業は、大きな転換期を迎えています。これまでのビジネスモデルは早晩通用しなくなるとの危機感のもと、テクマトリックス・グループは、変革者のトップランナーとして日々挑戦を続けて行きます。新しい付加価値の提供を通じて、ビジネスのグローバル化に対応した顧客企業の競争力強化を支援するビジネス・パートナーとしての役割を全うして行きたいと思います。