Ranorex 7.2の新機能・改善点
Selenium WebDriverに連携。より多くのプラットフォームでのWebテストが可能に
Webテストの自動化ツールとして広く利用されているSeleniumは、多くのプラットフォームとブラウザーをサポートしています。本バージョンで追加されたSelenium WebDriverとの連携機能により、Ranorexが提供する生産性・保守性に優れたテストを、MacOS、Linux、Selenium Gridなどのプラットフォーム上のWebブラウザーで動作させることができるようになりました。指定した条件に従って、テストケースの実行 / 非実行を制御可能に
1つのテストの中で、任意のテストケースを特定の条件時にのみ実行するといったテスト実行 / 非実行の条件分岐を設定できるようになりました。従来のバージョンでは、条件別にテストを作成するか、処理をコードで記述する必要がありましたが、この機能により、条件の設定をGUI上からより簡単に行えるようになりました。オートメーションヘルパーによるテスト生産性の向上
テスト結果レポートのPDF変換やメール送信など、テストの自動化においてよく用いられる処理を、コードを記述することなく利用できるようになり、テストの生産性がさらに向上しました。テストスイートやレポートの可読性と保守性が向上。CI環境との連携・統合も、さらに緊密に
テストスイート構造が改良され、テストスイートやレポートの可読性と保守性が向上しました。レポートでは、イメージの比較検証機能が改良され、実際に検出された画像を期待する画像として簡単に置き換えられるようになりました。これにより、設定手順が簡素化することができ、イメージ比較に関する検証内容を簡単に修正できます。また、JUnit互換形式のレポートが生成できるようになり、CI環境との連携・統合も、さらに緊密になりました。失敗したテストを自動的に再実行し、テスト対象アプリケーションの一時的な応答不能によってテストが不安定になる現象を解消
失敗したテストケースを自動的に再実行するようになりました。ネットワーク接続などによる、テスト対象アプリケーションの一時的な応答不能によってテストが不安定になる現象を解消します。リポジトリアイテムの管理を改良し、マージ時の競合を軽減
チームで開発を実施している場合、リポジトリアイテムの管理において競合が発生することが多々あります。本バージョンでは、リポジトリアイテム管理が改善され、競合の解消の手間が軽減されました。ユーザーコードをライブラリ管理し、他のテストケースからの利用を容易に
ユーザーコードをライブラリ管理し、他のテストケースからの再利用性が向上しました。WPFオブジェクト認識のテクノロジーを改良し、より簡単で柔軟な方法でのオブジェクト認識が可能に
WPF (Windows Presentation Foundation) は、WindowsアプリケーションのUIを作成するための、新しいプレゼンテーションシステムです。WPFのアーキテクチャは非常に柔軟で強力であるがゆえに、Ranorexでのオブジェクト認識も複雑なものとなっていました。新バージョンでは、WPFオブジェクト認識のテクノロジーを改善し、より簡単で柔軟な方法でのオブジェクト認識をサポートしました。CEF、CefSharp、Electron、NW.Js、Qt WebEngineといったChromiumベースのフレームワークをサポート
CEF (Chromium Embedded Framework) は、Chromiumの機能をアプリに組み込むためのフレームワークです。新バージョンでは、CEF、CefSharp、Electron、NW.Js、Qt WebEngineといったChromiumベースのフレームワークをサポートしました。本件についてお問い合わせ
テクマトリックス株式会社
東京本社ソフトウェアエンジニアリング事業部
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