CASE STUDY 導入事例

新たな力の育成に欠かせないマルチラーニングルームのインフラに採用 ストレスなくつながる快適な無線LAN環境が教育現場を変える

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学校法人東洋英和女学院様

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「敬神奉仕」を建学の精神に、キリスト教信仰に基づいた人間形成・人格形成を重んじる一貫教育を行っている学校法人東洋英和女学院の中学部 高等部では、これからの時代に求められる新たな力を身につけるための学習環境として、200人を超える規模でiPadやChromebookをはじめとした多様なデバイスが利用できる“マルチラーニングルーム”を整備した。この新たな学習環境に欠かせないネットワーク基盤として採用されたのが、快適なネットワークアクセスを可能にするArubaの有線・無線LANソリューションだ。「中学部での基礎的な学びを経て、高等部ではiPadやChromebookなどのデバイスに触れながら社会とかかわりを持ったプログラムを実践していきます。実践的な学びにおいて重要な位置づけにあるマルチラーニングルームを支えるインフラとして、無線LANは欠かせないものの1つです」(楠山氏)


  • 導入のきっかけ
    各教室に無線LAN環境が整備されていたものの、大勢が集まって授業ができる環境が未整備の状態に。そこで、ネットワーク環境やプレゼンテーション設備が整った、学年全員が集まって自由かつ柔軟な形式で授業が行えるマルチラーニングルームを設置することを計画した。
  • ソリューション
    • Aruba 7000シリーズ モビリティ・コントローラー
    • AP-335
    • Aruba 2930M SmartRateスイッチ


200名を超える規模で授業が実施できる学習環境の整備が急務に

導入事例:学校法人東洋英和女学院カナダ・メソジスト教会(現カナダ合同教会)から派遣された婦人宣教師マーサ J. カートメルによって1884年に創立された東洋英和女学院。創立以来一貫したキリスト教女子教育が行われており、建学の精神である「敬神奉仕」を心に刻みながら、高い知性と品格を持つ女性たちを世界に輩出し続けている。学院内で最も古く長い歴史と伝統を持つ中学部・高等部は、中高一貫教育システムを採用しており、キリスト教教育を基礎に実践的な英語教育やグローバルな視野を育む国際教育などを通じて、未来のグローバルリーダー育成に注力している。

そんな同学院 中学部・高等部には1学年あたり200名ほどが在籍しているが、卒業⽣や⼤学教授、外部の有識者による講演が開催される際や、海外の学校との交流、1⼈1デバイスという状況下のインタラクティブな場⾯では、大講堂や集会室といった大人数が収容可能な場所に全員集まることになる。ただし、物理的に収容することはできても、自由なレイアウトでディスカッションしたりインターネットで調べながら自らの学びにつなげたりといった、柔軟な学習環境とはなっていなかったと語るのは、高等部で校長を務める高等部長 楠山 眞里子氏だ。「21世紀を生きていく子供たちに必要な力を養ってもらうためにも、一堂に会して学びが得られる新たな学習環境づくりが求められていたのです」。そこで計画されたのが、ネットワーク環境やプレゼンテーション設備が整った、1学年全員が集まって自由かつ柔軟な形式で授業やネットワークを使⽤する活動が⾏えるマルチラーニングルームの設置だった。

実績を評価しながら、快適なネットワーク環境に向けた提案がポイントに

もともと学院内にはコンピュータ教室が設置されており、各教室にも無線LAN環境が整備されている。ただし、新たな学びを醸成するようなインフラとして設計されたものではなかった。「今回は、200人規模が同時に利用できるだけでなく、生徒に貸与したiPadの画面を投影して自らプレゼンテーションを行うといった“場づくり”も同時に行いたいと考えていました。また、生徒にはMacBook,iPad,Chomebookなど、いろいろなデバイスに触れてもらいたいという思いもあったことから、大人数であっても快適かつ柔軟にアクセス できるネットワーク基盤が必要だったのです」と数学科教諭 情報科教諭 井上 高志氏は語る。

そこで目を付けたのが、Arubaが提供する有線・無線LANソリューションだった。実は、2017年度に導入した各教室の無線LAN環境にはArubaが採用されており、すでに60台を超える規模のAPおよびPoEスイッチが展開されていた。「実際には複数ベンダーを比較したうえで、過去の実績を高く評価しました。もちろん、既存環境も含めた形で統合管理できる点も魅力的でした」と井上氏。当然ながら、ITに詳しくない教師もいるため、何かトラブルがあったときには迅速な対応が何よりも求められる。「これまでの環境では大きなトラブルもないばかりか、何かあってもサポートが迅速。現場からは使いやすいと評判も上々でした。私を含めて少数精鋭で運用管理している関係上、安定した運用が可能な点も高く評価したのです」と井上氏は説明する。

また、多数のデバイス接続でボトルネックになりやすい有線ネットワーク部分の提案についても光るものがあった。「先進的な活動をしている学校に視察させていただく機会も多いのですが、授業開始の段階でうまくネットワーク接続できない場面に出くわすことも。原因は分かりませんが、ネットワークの品質によって、生徒の集中力や教師のやる気を削いでしまうケースもあるのです。そういった事態は是が非でも避けたかった」と井上氏。そこで今回は、既存のEthernetを2.5Gbpsまで拡張できるHPE Smart Rateポートを搭載したAruba製PoEスイッチによって、有線部分のボトルネック解消につながる提案が行われた。「既存ネットワークを活かしつつ、快適なアクセスが可能な提案を高く評価しました」と井上氏は説明する。

結果として、Arubaが提供する有線・無線ソリューションが、同学院における新たな学習環境を下支えするインフラとして採用されることになる。

これまでにない学習環境の提供が新たな学びの醸成につながるきっかけに

現在は、マルチラーニングルームにおけるアクセスネットワークとしてArubaのAPが複数設置され、無線コントローラにて集中管理しながら、教職員用や学生も含めた授業用など複数のSSIDを運用している。また、有線部分のボトルネック解消に向けてHPE Smart Rateポート搭載のPoEスイッチを導入しており、既存の教室に展開するものも含めて70台あまりのAruba製APが全体で稼働している。「MacBookやiPad,Chromebookなどをそれぞれ複数台用意し、授業に応じて生徒に貸与しています。また学校説明会やクラブ活動など、それぞれの用途に応じて自由に活用できるようにしています」と井上氏。なお、以前から導入されていた統合認証基盤であるAruba ClearPassは、ネットワークの境界に設置されたパロアルトネットワークスの次世代ファイアウォールにデバイス情報を受け渡すだけでなく、ロケーションごとに特定アプリを制御するといったことにも使われている。

導入事例:学校法人東洋英和女学院 普段の授業では、生徒がプレゼンする際に自身のデバイス画面を無線LAN経由でプロジェクタから表示させるといった使い方から、Google Classroomを利⽤した授業展開やフォームを使ってその場でアンケート回答させたりといった用途まで、いろいろなシーンで無線LANが日常的に利用されている。「Apple TVやChromeCastなどを使ってプロジェクタから投影する際にも、物理的にケーブルをつなげるといった手間もかかりません。また、現状120台の共有デバイスの更新作業を同時に行うといった負荷のかかる使い方でも、快適な環境が維持できています」と井上氏は評価する。

「快適な無線LAN環境を整えたことで、教師に配布されたiPadが授業のなかで積極的に利用されるようになった」と楠山氏は評価する。「授業だけでなく、教職員によるiPadを使ったペーパーレス会議がマルチラーニングルームで開催されるなど、利用率も大幅に向上しています。日々模索しながら活用の幅を広げています」。また、マルチラーニングルームを整備したことによる対外的な効果も見逃せない。「長い歴史を持つ学院だけに、どうしても古い学校という印象をお持ちの方も少なくありません。そんな方にICTを使った学習環境での活動を学校説明会で紹介すると、ポジティブな反応が返ってきます」と広報を統括する中村 健二氏は語る。

なお、今回ネットワーク全体の設計から構築、運用までをテクマトリックス株式会社が手掛けているが、井上氏が求める要求に応える提案力はもちろん、課題解決に向けた対応力を高く評価しているという。「教育の現場で働いているからかもしれませんが、“人となり”で仕事をしたいといつも思っています。非常に参考になる話を聞くことができるだけでなく、我々の立場になって提案してくれる姿勢に好感を持っています」と井上氏。

導入事例:学校法人東洋英和女学院「教育の現場で働いているからかもしれませんが、人となりで仕事をしたいといつも思っています。非常に参考になる話を聞くことができるだけでなく、我々の立場になって提案してくれる姿勢に好感を持っています」

活用に向けた啓蒙活動をつづけながら、よりパワフルな環境づくりを目指す

「現在は導入して数か月あまりしか経過しておらず、実際の活用もこれから本格化していくことになる。新たな環境に慣れてもらうためにも、継続的に啓蒙活動を続けていきたい」と楠山氏。「先生方にも授業や会議における活用の幅を広げてもらいたいですし、生徒自らプレゼンに備えて自主練習するなど、マルチラーニングルームおよびその基盤を積極的に活用してもらえるように環境を整えていきたい」。特に学外に向けた広報活動の視点からも、「マルチラーニングルームとしての箱は整備できました。これからはその使い方をしっかりと広げていくことで、対外的にアピールできるような実例を広げて欲しい」「生徒会活動、研究会、学校説明会、クラブの顧問会など、学外の⽅へ向けての利⽤や⾒学の場としても整っています。これらの活動を通して、取り組む生徒の新しい発想を生み、より良い経験となるよう活⽤の“場”として広げていきたい」と中村氏は期待を寄せている。

また、各教室に設置されている無線LAN環境については、さらに拡張していくことも検討されている。「職員室には古いAPが設置されいたり、大講堂などはさほど台数が設置されていなかったりなど、電波環境的に十分でないところも。もっとつながりやすくパワフルな環境にしていきたい」と井上氏は力説する。他にも、現在は中学部や高等部以外にも小学部と大学院の一部に無線LANが導入されていることから、法人全体への展開にも期待を寄せている。なお、現在はフィルタリングを中心としたセキュリティ対策を実装しているが、学院全体で策定されるポリシー次第では、ClearPassによる認証強化や次世代ファイアウォールとの連携による脅威対策の強化など、セキュリティ対策の強化も視野に検討していくことになると井上氏は語った。

システム構成図

学校法人東洋英和女学院

創立:1884年

お客様担当者

東洋英和女学院
中学部 高等部
高等部長

楠山 眞里子 氏

東洋英和女学院
中学部 高等部
数学科教諭
情報科教諭

井上 高志 氏

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