楽天証券株式会社様
急増するお客様に質の高いサービスを
提供するためCRMシステムをリニューアル
業務効率も大幅に向上
カスタマーサービス部長
福川 文子 氏
情報システム本部
原 広幸 氏
コンタクトセンターCRMシステムのリニューアル
楽天証券株式会社は、1999年に日本初のインターネット取引専門の証券会社として誕生した。インターネットの普及と共に、インターネットでの証券取引数は爆発的に増加し、楽天証券のお客様は急増。設立7年後の2006年には、総合口座数が70万に迫った。(2008年5月では70万を遥かに超え80万に迫る)お客様の増加にあわせて、そのニーズは多様化する。楽天証券では、お客様のニーズに応える為に、米国株式、中国株式、マーケットFX等の多様な商品の取り扱いや、逆指値、リアルタイム入出金等の新しいサービスを次々と開始。お客様の数、取扱商品数、提供するサービスの種類の全てが急速に拡大した。その結果、お客様からのお問い合わせ数も増大し、同時に、お問い合わせの内容も多岐に渡るようになる。
お問い合わせの増加に伴い、カスタマーサービスセンターはその規模を拡大。当初、東京だけだった拠点も、2005年に沖縄、2006年に福岡と、計3つの分散した拠点へ展開し、全拠点合計のブース数は100席と大規模なコンタクトセンターとなった。このような環境下、楽天証券株式会社はコンタクトセンターCRMシステムのリニューアルを決意する。
「当社で唯一お客様と直接対話ができる窓口が、カスタマーサービスセンターです。私達の役割は、直接対話を通じて、お客様の不安や不満を取り除き、お客様の信頼を獲得する事です。急成長する事業環境下で、お客様により質の高いサービスを迅速に提供するためには、コンタクトセンターCRMシステムのリニューアルが必要でした。」(カスタマーサービス部長 福川氏)
業務への適用のしやすさで『FastHelp』を導入
コンタクトセンターCRMシステムのリニューアルにあたり、解決すべき課題は大きく3つあった。第一の課題は、3ヶ所に分散した拠点を一体化して運営できるインフラを構築する事。リニューアル前の電話交換機には多くの制約があり、3拠点を一体化して運営することができなかった。第二の課題は、セキュリティ対策を強化する事。コンタクトセンター規模の拡大により、多くのスタッフがコンタクトセンターに勤務するようになった。このため、雇用形態や業務内容に応じて、必要最低限の情報のみを閲覧できるように閲覧情報の制御を行う必要があった。第三の課題は、オペレータの業務処理効率を向上させる事。商品数やサービス種類の増加により、オペレータは複数のアプリケーションを使わなければ業務ができず、アプリケーションの操作にかなりの時間がかかっていた。この時間の短縮が、大きな課題であった。
「IP電話を活用してマルチサイト型のインフラを構築し、かつ回線容量を大幅に増強することでインフラ面の課題を解決しました。セキュリティ対策と業務効率については、複数のCRMアプリケーションを調査した結果、当社の業務に最も適用し易いFastHelpを利用することで解決できると考えました。FastHelpは、当社の業務を実施するのに十分なセキュリティ機能を持っていました。また、柔軟なカスタマイズが可能であるため、当社の業務フローに合わせた画面構成にカスタマイズを行うことで、オペレータが簡単に操作でき、作業時間を削減できるシステムが構築可能だと考えました。」(情報システム本部 原氏)
品質と生産性が同時に向上
カスタマーサービスセンターでは、セキュリティ対策の強化と業務効率の向上に向けて、FastHelpのカスタマイズを行った。「オペレータが、お問い合わせ対応に必要な情報を一画面に集約するカスタマイズを行いました。画面間の移動や、ポップアップ等を極力排除し、オペレータが直感的に操作し易いシステムとしました。この結果、アプリケーションの操作時間を大幅に短縮できました。また、オペレータをグループ分けし、表示情報の全項目に対しマスク要否の条件付けを行うカスタマイズも実施し、セキュリティの強化も実現できました。」(福川氏)。同センターでは、コンタクトセンターCRMシステムのリニューアルとあわせ、組織改定も実施した。オペレータの後処理時間を最短化するために受電後発生する事務処理を専門に行う業務支援チームや、受電状況やリソースの適正配置を行うために係数管理や履歴分析を専門に行う業務管理チームを設置。センター全体でお問い合わせ対応業務を支える仕組みを確立した。また、同時に、従来のお問い合わせ内容を分析。分析結果を元にコールフローの整理も行った。
これらの試みの結果、システムリニューアル後数週間で、リニューアル前と比較して1コールあたりの平均処理時間を約25%短縮することに成功した。また、お問い合わせの内容を即時に把握できるようになり、ほぼリアルタイムで関係部署に展開する事が可能となった。
ひとつ上のサービスの提供を目指して
カスタマーサービスセンターのシステムリニューアルは、大きな成果を上げて終了した。リニューアル前と比較し、提供するサービスの品質は飛躍的に高くなり、同時に生産性も向上した。
楽天証券のお客様の数は今後も増えていく見通しだ。取扱商品の数、提供サービスの種類も更なる増加が予想される。カスタマーサービスセンターの役割は、益々重要となる。リニューアルしたシステムをフルに活用して、楽天証券カスタマーサービスセンターは、さらに一つ上のサービス提供を目指す。
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企業情報
| 楽天証券株式会社 | |
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http://www.rakuten-sec.co.jp/ 設立は1999年3月。 事業内容は、インターネット証券取引サービスの提供。 |
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