CASE STUDY 導入事例

ファンド業務を包括的に管理。 会計システム連携により、組合財務諸表作成の効率化を実現

お客様

日本ベンチャーキャピタル株式会社様

カテゴリ

  • 金融

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支援型の本格的なベンチャーキャピタル

日本ベンチャーキャピタル株式会社(以下、NVCC)は、バブル崩壊後の真っ只中の1996年に、自らベンチャー企業を興し成功を収めている実業家や、ベンチャー支援に熱意を持つ大手企業の経営者が創業メンバーとなり、リード志向で積極的に投資先に関与する投資会社を目指して設立された独立系ベンチャーキャピタルです。特定の系列に属さない為、多種多様なソースからの投資先企業の発掘およびアライアンス関係の構築を可能としています。NVCCは「ベンチャーと共に歩んでいく」事を基本理念として掲げており、事業の初期段階から経営に参画するのが特徴です。スタートアップから経営者と共に事業計画を立案するなど、成長の初期段階から積極的に経営に関与し、経営に必要な助言や販売面でのアドバイス、上場に関するサポートをはじめ幅広い支援などをおこなっています。

既存ファンド管理システムの課題解決に向けたシステム更改

NVCCでは、当時使用していたMicrosoft Accessベースの管理システムで投資先情報の格納から帳票の出力までのファンド業務をおこなっていました。しかし、当時のシステムには以下の通り、課題がありました。
  • 業務に必要な文書類が様々な電子データの形で作成され、且つシステム的に連動されていない。
  • 業務上発生しうるリスクに対し、システム的なチェック機能・制御機能が欠如している。
  • システムより算出されるファンドIR数値の一部が、一般的に通用する定義とは異なる定義で算出されている。
  • 経営陣が必要とする形で資料の提供が出来ていない。
  • 資料作成に必要なデータがシステム上に適切な形で保持されていない。
NVCCはこのような課題を早急に解決する為に2008年からシステム更改に着手、プロジェクトを立ち上げました。ベンダー、システム選定にあたり、複数のベンダーに声を掛けましたが、ファンドの管理が可能なシステムのパッケージを扱っているベンダーはほとんどおらず、パッケージベースでの提案をおこなえるのはテクマトリックスのみでした。
選定する上で、パッケージベースでの提案をおこなえる事と現状の自社と同じような状況であった某VC企業へのシステム導入実績がある事から最終的にテクマトリックスが提供するパッケージソフト「IIMS」を自社向けに拡張し、導入する選択をしました。

トライアル導入からの要望ヒアリングにより、自社向けの仕様へ

本件の開発手法についてはプロトタイピング手法を採用。初期導入の段階で現バージョンをトライアル導入し、ユーザー側にて操作性や機能性の確認をおこないました。その上で要望や質問をヒアリングし、仕様設計に反映する事で、仕様要望の漏れを限りなく減らす事に成功しました。
NVCCへの導入は基本的に某VC向けに開発・導入済みである機能を展開する事とし、機能拡張は自社で問題として挙がっていたワークフロー、ドキュメント管理といった業務支援機能のみの追加・強化としました。パッケージベースで拡張開発をおこなう事により、スクラッチ開発でゼロから作るのに比べて、低コスト且つ短期間での導入を可能としました。また、短期間での納品スケジュールではあったものの、既に稼働保証されているシステムの導入及び業務支援機能の追加・強化のみをおこなった為、品質上の問題発生リスクも最小限に抑えることが出来ました。

市販業務支援パッケージソフトをIIMSに組み込み、管理機能の強化

IIMSをNVCC向けに拡張開発する事により冒頭で述べた課題の内、下記の課題を解決することが出来ました。(その他の課題については標準機能で解決)
業務に必要な文書類が様々な電子データの形で作成され、且つシステム的に連動されていない。
  • 新たにMicrosoft SharePointを組み込み、ドキュメント管理機能を追加。本機能追加により、ワークフローを活用した情報連携が可能となり、データ入力負荷の軽減を実現。
業務上発生しうるリスクに対しシステム的なチェック機能・制御機能が欠如している。
  • 新たにOpenCube Workflowを組み込み、ワークフローを活用した承認プロセス・稟議プロセスを構築。これにより、システムによるチェック機能の強化及び、不要なチェック作業の軽減を実現。
経営陣が必要とする形で資料の提供が出来ていない。
  • 投資委員会等を開催するにあたり、スケジュールを登録し、アラートが通知されるように期日管理機能(アクティビティ機能)を追加。本機能追加により、期日までに必要な書類を準備出来ていないといった状況の防止を実現。
    スケジュール登録例:株主総会対応、モニタリング帳票作成、投資管理委員会等。

ワークフロー

投資情報や各種委員会の議事内容など承認またはダブルチェックが必要なデータに関しては正式なデータにするために承認機能(チェック機能)を実装し、未確定のデータが正式なレポート等に反映されない仕組み。

投資実績一覧

承認が必要なデータに関しては画面の一覧上に承認状態を表示し、正式なデータかどうか判定可能。

承認までのフロー

作業途中で担当者が修正した場合は状態が作業中(担当者入力時の状態)に戻る。チェックや承認を割り振られたユーザーはログイン時に画面上に「承認をしてください」等、作業を促すためのメッセージが表示される。(メールでの承認催促送付も可)

IIMS導入から10年間の拡張例

  • 法改正対応
  • 業務効率の向上に繋がる要望対応
  • サポート対応(NVCCに合わせて柔軟なカスタマイズ実装)
  • 会計連携(PCA会計)...etc

今後のIIMSに求めるもの

現業務に関連する部分については、基本的には現バージョンで充足出来ている為、今後も変わらず、継続的に利用していきたい。特に時価評価ツールについては「財務諸表を効率的に作成する上で欠かせない機能で非常に助かっています」と担当者の方からはご好評頂いております。
今後について、敢えて要望を挙げるとすれば、以下の通りである。
  • 半自動的に経営分析を行う事などができたら、より効率的。
  • 現在はファンド毎の運用成績等についてMicrosoft  Excelで作成しているが、IIMSの機能として組み込まれると非常に便利になる。
  • ダッシュボード機能等を搭載し、数字だけではなくグラフィカルに可視化出来るように。
  • RPAやAIを駆使し、今までとは違った新機能を搭載。

日本ベンチャーキャピタル株式会社

本社所在地:東京都千代田区丸の内2丁目4番1号
設立:1996年2月1日

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  • テクマトリックス株式会社
    東京本社

    ビジネスソリューション事業部
    ビジネスソリューション営業部
    金融システム営業課

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