株式会社日産フィナンシャルサービス様
メール対応のグループ管理徹底で
顧客対応レベルと業務効率を高める
グループ管理の徹底でメール対応の漏れ、遅延を防ぎ、サポート品質を高めている。また、同製品のレポート機能により、煩雑だった集計作業を自動化、業務効率も格段に向上させた。2006年春からは、セキュリティ強化のため、FastHelp最新バージョンを導入。適用業務をカスタマーサポートだけでなく、法人営業などにも広げてゆく基盤ができあがった。
情報システム部
主管
塩谷 巌 氏
技術・運用グループ
主任
薮崎 拓也 氏
センター統合で顧客支援強化
日産フィナンシャルサービスは、日産グループにおいて車に関する国内向け金融・サービスを総合的に提供する企業だ。 クレジット、クレジットカード(日産カード)、カーリース、レンタカー、自動車保険と幅広く営む。2000年7月に、日産グループの販売金融及び関連サービス事業の3社が合併し、新たな総合自動車販売金融サービスの会社としてスタートした。
設立当初から同社、各分野の専業会社との競争に打ち勝ってゆくため、ITを駆使した「カスタマーサポートシステム」構築に力を入れてきた。顧客との関係性を厚くし、よりよい商品・サービスを素早く、低コストで提供しようというものだ。そのためとりわけ、カスタマーセンターの機能充実に力を入れ、2003年にはマルチチャネル化も実現した。それまで主に電話応対のみだったものを、24時間自動受付で顧客とのコンタクトを増やそうとWebやメールでの顧客対応を本格化したのだ。そしてメール管理基盤として選んだのが「FastHelp」(当時の製品名は「CRMail」=FastHelp・メールオプションの前身製品)だった。情報システム部主管の塩谷巌氏は、「グループ管理機能に焦点を絞り、いくつかの製品を比較したところ、機能に過不足がなく、コストとのバランスが一番良かったのがFastHelpでした」と述べる。
FastHelpでメール対応の品質上げる
カスタマーセンターでFastHelpをメール管理システムとして適用する業務は、各商品・サービスへの問い合わせ、月1000~2000件に達するレンタカー予約受付(レンタカー予約は通常、Webフォーム上でリアルタイムに行えるが、条件が合わない場合のみセンターとメールをやりとり)、それにクレジットカード会員の諸変更などだ。
マルチチャネル化する以前から問い合わせやレンタカー予約はメールでも受け付けていたが、当時は、担当者が個々のクライアントPCのメーラーで処理していた。「個人ベースの対応だと、いつ誰がどのように対応しているのか(管理者からは)見えず、対応品質をグループで(一元的に)管理しようにも十分にできませんでした」(情報システム部技術・運用グループ主任の薮崎拓也氏)。
それがFastHelpを導入したことで、メール対応業務の「グループ管理」を一気に進めることが出来たという。着信メールは条件/ルールによって登録メンバーへ自動的に割り振られ、一定時間が経っても処理されないとアラームが出たり、別の担当者へ自動で引き継がれる。顧客対応のレベルを引き下げる人為的なミスもあり得なくなった。特にレンタカー予約受付は、1人の顧客と成約まで何階もメールをやり取りすることがあるが、対応のプロセスや所用時間をきめ細かくコントロールできるFastHelpなら、成約率を左右する素早い応答も可能である。また、内容が多岐にわたる各種問い合わせでも、過去の回答例を参照できるので回答が迅速化。「24時間以内の回答」という目標を達成できるようになったという。さらに、FastHelpが標準でそなえるレポート機能も業務の効率化に貢献している。「従来は、メール対応の案件も紙ベースで処理を回していたため、後の集計作業が大変でした。FastHelpなら簡単に自動集計でき、ビジュアルなレポートを作成できるので、担当者の負担はかなり減っています」(薮崎氏)。
セキュリティ強化で最新版導入
こうして「カスタマーサポート業務に不可欠な基盤」(塩谷氏)となったFastHelpだが、日産フィナンシャルサービスは2006年3月、最新バージョン「FastHelp3」へバージョンアップした。個人情報保護法に対応してプライバシーマーク取得し、厳格なセキュリティポリシを実施し始めたからだ。 FastHelp3の特徴は、5つのオプションモジュールでセキュリティ機能を大幅に強化していること。その中でも同社は、 FastHelp3にロギング機能を追加する「オペレーションログセキュリティオプション」を採用している。「個人情報が表示される画面の操作ログをメインとしてロギングしており、むやみにログをため込まないようにしています」(藪崎氏)と、ロギング対象が個人情報画面に関する操作になっている点が受けている。
FastHelp3の導入は、セキュリティ強化以外の副次的な効果があった。たとえば、従来は顧客が一連のやり取りとは別にメールを起こして送信した場合、それが判別できなかったが、FastHelp3は2回目の着信メールの件名から「親子関係」を自動的に判別する。顧客対応に間違いが起こりにくくなった。また従来は、着信通知の対象は登録メンバー全員だったが、FastHelp3では通知するメンバーを選択でき、通知が不要なマネージャーなどは外せる。こうした細かな点も使い勝手がよくなっているという。
メール管理基盤としてFastHelp3を積極活用する日産フィナンシャルサービスでは、さらに適用範囲を広げるかまえ。塩谷氏は「今後は営業系でも使っていきたいと考えています」と述べる。例えば、中小法人を主な顧客とする法人カーリース事業では、営業効率を高めるためにメール活用が課題として挙がっているという。そのため、メール対応の品質を個人ベースから組織ベースで管理する必要性が出ているのだ。メールがビジネスに不可欠なコミュニケーション手段となってきた現在、同社のような試みが増えそうだ。
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企業情報
| 株式会社日産フィナンシャルサービス | |
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http://www.nissan-fs.co.jp/index.htm 2000年7月設立。事業内容は、クレジット、カーリース、カード事業、レンタカー、自動車保険業である。 |
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